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Oracle® Solaris 11.3 ご使用にあたって

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更新: 2016 年 11 月
 
 

パフォーマンスに関する問題

このセクションでは、Oracle Solaris 11.3 リリースでのパフォーマンスに関する問題について説明します。

実行可能スレッドが実行キュー内に長期間とどまることがある (17697871)

一時スレッドが CPU 上に長期間とどまることがあります。現在のところ、カーネルに長期実行中の一時スレッドを検出するメカニズムはありません。このような状況が発生した場合は、CPU の実行キュー内にある単体の実行可能スレッドがリソース不足に陥って、パフォーマンス低下やノード削除といったさまざまな問題が生じることがあります。

回避方法: /etc/system ファイルで次の属性を設定して、一時スレッドを無効にします。

thread_transience_kernel=0
thread_transience_user=0

SPARC: 複数のメモリー DR 操作によって defdump_init() 関数の呼び出しが制限される場合がある (19651809)

メモリー動的再構成 (DR) の各操作によって複数の遅延ダンプ再初期化が起動される場合があるため、DR 操作が遅くなることがあります。

回避方法: 次のコマンドを実行して、遅延ダンプを無効にします。

# dumpadm -D off