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Oracle® Solaris 11.3 での UUCP および PPP を使用したシリアルネットワークの管理

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更新: 2015 年 10 月
 
 

chat スクリプトの内容

ダイアルアウトマシンが接続する必要があるリモートピアは、通常、それぞれピア自身の chat スクリプトを必要とします。


注 - chat スクリプトは、通常、ダイアルアップリンクだけで使用されます。専用回線リンクは、起動時の構成が必要な非同期インタフェースを使用しないかぎり、chat スクリプトを使用しません。

chat スクリプトの内容は、モデムまたは ISDN TA の要件、およびリモートピアの要件によって決まります。スクリプトの内容は、一連の送信予期文字列として表示されます。ダイアルアウトマシンとリモートピアは、この文字列を通信の開始処理時に交換します。

予期文字列には、会話を開始するためにダイアルアウトホストマシンがリモートピアから受け取ると予想される文字が含まれます。送信文字列には、ダイアルアウトマシンが、予期文字列を受け取ったあとでリモートピアに送信する文字が含まれます。

    chat スクリプト内の情報には、通常、次が含まれます。

  • モデムコマンド。しばしば AT コマンドと呼ばれる。モデムが電話を通じてデータを伝送することを可能にする

  • ターゲットピアの電話番号

    この電話番号は、ISP または企業サイトのダイアルインサーバー、あるいは個別のマシンが要求する番号の場合がある。

  • タイムアウト値 (必要な場合)

  • リモートピアからの予想されるログインシーケンス

  • ダイアルアウトマシンが送信するログインシーケンス