この章では、 UNIX 間コピープログラム (UUCP) と、このプログラムのデーモンについて説明します。この章の内容は次のとおりです。
UUCP を使用すると、コンピュータシステム間で相互にファイルの転送とメールの交換を行えます。また、UUCP を使用して Usenet のような大規模なネットワークにコンピュータを接続することもできます。
Oracle Solaris OS では、HoneyDanBer UUCP とも呼ばれる基本ネットワークユーティリティー (BNU) バージョンの UUCP が提供されています。UUCP という用語はシステムを構成するすべてのファイルとユーティリティーを意味するものであり、uucp プログラムはそのシステムの一部にすぎません。UUCP のユーティリティーには、コンピュータ間でファイルをコピーするためのユーティリティー (uucp と uuto) から、リモートログインやリモートコマンド実行のためのユーティリティー (cu と uux) まで、さまざまなものがあります。