実行する操作に応じて、次のコマンドのいずれかを使用します。
cfgadm -c connect controller – コントローラを接続します。
cfgadm -c disconnect controller – コントローラを切断します。
コントローラを切断すると、cfgadm -c connect コマンドが発行されるまで、その SCSI バスでのすべての入出力アクティビティーが中断されます。切断するためのコマンドによって開始される DR ソフトウェアは、重要なパーティションが切断されることを防ぐために、いくつかの基本的なチェックを実行します。ただし、このソフトウェアによってすべての状況が検出されるとは限りません。システム上の一部のコントローラは、ルートファイルシステムの重要なコンポーネントを格納するためのディスク用である場合があります。これらのコントローラを切断すると、システムがハングしてシステムのブートが必要になることがあります。
このため、切断操作中に予防措置として、切断するためのコマンドを発行したあとに、確認を求めるメッセージが常に表示されます。コマンドは確認したあとにのみ実行されます。
![]() | 注意 - 切断操作にはリスクがあるため、システムが不明な状態にならないように常に注意してください。 |
次の例では、SCSI コントローラ c2 の切断を実行し、コマンドのあとに確認プロンプトが表示されています。
# cfgadm -c disconnect c2 WARNING: Disconnecting critical partitions may cause system hang. Continue (yes/no)?
次の例は、切断後の c2 コントローラの状態を示しています。表示された情報の Receptacle フィールドは、コントローラの新しい状態を示しています。さらに、コントローラに接続されていたデバイスも切断されています。
# cfgadm -al Ap_Id Type Receptacle Occupant Condition c2 unavailable disconnected configured unknownこのコントローラは切断されています。 c2::dsk/c2t0d0 unavailable disconnected configured unknown接続されたデバイスは切断されています。 c3 scsi-sas connected configured unknown c3::dsk/c3t0d0 disk connected configured unknown c3::dsk/c3t1d0 disk connected configured unknown c3::dsk/c3t2d0 disk connected configured unknown c3::dsk/c3t3d0 disk connected configured unknown