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Oracle® Solaris 11.3 でのデバイスの管理

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更新: 2016 年 11 月
 
 

format コマンドへの入力規則

Format ユーティリティーを使用する場合は、さまざまな情報を入力する必要があります。このセクションでは、入力する情報に関する規則について説明します。データ指定時に format のヘルプ機能を使用する方法については、Format ユーティリティーのヘルプを利用するを参照してください。

format コマンドへ番号を指定する

Format ユーティリティーを使用する際、数値を入力する必要があります。入力方法には、適切なデータを指定する方法と、選択肢のリストから番号を選択する方法があります。どちらの場合も、ヘルプ機能を使用すると、format は期待する数値の上限と下限を表示します。適切な数値を入力するだけで済みます。数値は、その一部として底を明示的に指定しない限り (16 進数を表す 0x など)、10 進数と見なされます。

次の例は、整数の入力を示しています。

Enter number of passes [2]: 34
Enter number of passes [34] Oxf

format のコマンド名を指定する

Format ユーティリティーでメニュープロンプトを表示する際、入力としてコマンド名が必要になります。コマンド名は、目的のコマンドとして区別できる長さまで省略できます。

たとえば、p (artition) を使用して Format メニューから partition メニューにアクセスできます。次に、p(rint) を使用して現在のスライステーブルを表示できます。

format> p
PARTITION MENU:
0      - change `0' partition
1      - change `1' partition
2      - change `2' partition
3      - change `3' partition
4      - change `4' partition
5      - change `5' partition
6      - change `6' partition
7      - change `7' partition
select - select a predefined table
modify - modify a predefined partition table
name   - name the current table
print  - display the current table
label  - write partition map and label to the disk
quit
partition> p

format コマンドへディスク名を指定する

Format ユーティリティーでは、名前を指定しなければならない場合があります。このような場合は、名前に使用する文字列を自由に指定できます。空白を含む名前は、二重引用符 (") で囲まなければなりません。二重引用符で囲まなければ、名前の最初の語だけが使用されます。

たとえば、ディスクの特定のパーティションテーブルを指定する場合、partition メニューの name サブコマンドを使用できます。

partition> name
Enter table name (remember quotes): "new disk3"