「パフォーマンスアナライザ」ウィンドウには、メニューバー、ツールバー、およびナビゲーションパネルがあります。これらを使用して、パフォーマンスアナライザやデータをやりとりできます。
「ファイル」には、アプリケーションをプロファイルしたり、実験を開いたり、複数の実験のデータを比較または集約したりするために使用できるいくつかのオプションが用意されています。その他のオプションには、データビューの内容をいくつかの異なる形式にエクスポートしたり、リモートホストに接続し、そこに配置されているファイルやアプリケーションに対してパフォーマンスアナライザを使用する機能が含まれます。
「ビュー」を使用すると、パフォーマンスアナライザのナビゲーションバーに表示するデータビューを選択できます。また、「ビュー +」ボタンまたはナビゲーションバーの「詳細ビュー」をクリックしてさらにデータビューを追加することもできます。
「ツール」には、データのフィルタリング、データビューでのライブラリ関数の非表示化、およびその他の設定のオプションが用意されています。
「ヘルプ」には、新機能、クイックリファレンス、キーボードショートカット、およびトラブルシューティング情報へのリンクを含む、パフォーマンスアナライザの統合されたドキュメントへのリンクが用意されています。また、キーボードの F1 キーを押して、パフォーマンスアナライザ内の現在のビューに関する情報を表示することもできます。
ツールバーには、コマンドのショートカットとして使用できるボタン、Java 実験や OpenMP 実験データの表示方法の変更に使用できる表示モードセレクタ、およびデータビュー内のテキストの検索に役立つ「検索」ツールが用意されています。
図 2 パフォーマンスアナライザのツールバー
左側にある垂直ナビゲーションパネルを使用すると、パフォーマンスアナライザ内のデータビューまたは単にビューと呼ばれるさまざまなページを選択できます。ほとんどのビューには、プロファイルされたアプリケーションのパフォーマンスメトリックが表示されます。これらのビューは関連しているため、あるビューでの選択や適用したフィルタはその他のビューにも適用されます。
ナビゲーションパネルの一部のボタンは、このツールを使いやすくし、情報の検索も容易にする「ようこそ」ページや、開かれている実験内のデータに関する情報を表示する「概要」ページなどのページを開きます。
ナビゲーションパネルの上部にある「+」ボタン、またはナビゲーションパネルの下部にある「詳細ビュー」ボタンをクリックすると、ナビゲーションパネルにさらにビューを追加できます。また、「ビュー」メニューを使用して、追加する別のビューも選択できます。
ほとんどのデータビュー内の項目は、クリックするとその項目に関する詳細情報を「選択の詳細」ウィンドウに表示できます。このウィンドウは、次のセクション 「選択の詳細」ウィンドウで説明されています。
データビューは、パフォーマンスアナライザのビューで説明されています。
右側にある「選択の詳細」ウィンドウには、選択した項目について記録されたすべてのメトリック (値とパーセンテージの両方) や、選択した関数またはロードオブジェクトに関する情報が表示されます。「選択の詳細」ウィンドウは、いずれかのデータビューで新しい項目を選択するたびに更新されます。
「タイムライン」ビューの「標本」バーで標本を選択すると、「選択の詳細」ウィンドウには、その標本番号、標本の開始時間と終了時間、および各マイクロステートで費やされた時間とカラーコードを含むマイクロステートが表示されます。
「タイムライン」ビューのデータバーでイベントを選択すると、「選択の詳細」ウィンドウには、そのイベントの詳細と呼び出しスタックが表示されます。
一部のデータビューの下部にある「呼び出し元/呼び出し回数」パネルを使用すると、呼び出しパスをナビゲートできます。ビュー内の関数を選択してから「呼び出し元/呼び出し回数」パネルを使用すると、呼び出し元の関数または呼び出し先の関数にナビゲートできます。「呼び出し元/呼び出し回数」で関数をクリックすると、データビュー内でその関数が選択されます。