サーバーによって障害が検出されると、それらの障害は記録され、コンソールに表示されます。ほとんどの場合、障害が修復されると、障害状態は自動的に修復されます。障害状態が自動的にクリアされない場合は、その障害を手動でクリアする必要があります。
fmadm faulty コマンドを使用して、障害がクリアされていることを確認します。
場合によっては、障害をクリアしても一部の永続的な障害情報が残り、ブート時に誤った障害メッセージが表示されることがあります。このようなメッセージが表示されないようにするには、次のように入力します。
faultmgmtsp> fmadm acquit UUID/NAC-name
障害の UUID 番号が fmadm faulty の出力に表示されます。
場合によっては、fmadm faulty コマンドの出力に、障害のあるコンポーネントについての次のメッセージが含まれることがあります。
faulted and taken out of service。
このメッセージが出力に表示される場合、障害を手動で修復したあとにサーバーをリセットする必要があります。
faultmgmtsp> exit -> reset /System Are you sure you want to reset /System? y Resetting /System ...
fmadm aquit コマンドで障害をクリアしても、Oracle Enterprise Manager Ops Center ソフトウェア内のその障害はクリアされません。障害またはインシデントを手動でクリアする必要があります。詳細は、次の場所にある『Oracle Enterprise Manager Ops Center 機能リファレンス・ガイド』の、インシデントを修復済としてマークする方法に関するセクションを参照してください。