DIMM を取り付ける

これは、お客様自身で実施できるコールドサービス手順です。この手順を実行する前に、サーバーの電源を完全に切断してください。

1. 交換用の DDR4 DIMM を開梱し、静電気防止用マットの上に置きます。
2. 交換用 DDR4 DIMM が、交換する DIMM のサイズと一致することを確認します。

   シングルランクまたはデュアルランク DIMM をクワッドランク DIMM に交換したり、その逆を実行したりしないでください。この規則を守らないと、サーバーのパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。DIMM ソケットの配置規則については、DIMM の配置と配置規則を参照してください。

3. DIMM を取り付けます。
   1. 取り外し爪が開位置にあることを確認します。
   2. 交換用 DIMM のノッチをコネクタソケットのコネクタキーに合わせます。

      ノッチがあるので、DIMM を正しい向きにできます。

   3. 取り外しレバーよって DIMM が所定の位置に固定されるまで、DDR4 DIMM をコネクタに押し込みます。

      DIMM をコネクタソケットに簡単に固定できない場合は、DIMM のノッチがコネクタソケットのコネクタキーと合っていることを確認します。ノッチが合っていないと、DIMM が破損する可能性があります。

      ---

      注 -  障害の発生した DDR4 DIMM を新しい DIMM ソケットに移動するか、DIMM をトラブルシューティングのために装着し直す場合は、最初に関連する DIMM の障害を手動でクリアする必要があります。それ以外の場合、DIMM の障害が新しいソケット位置の DIMM で続いて発生するか、現在のソケット位置で再発し、間違った DIMM の障害状態の原因となる可能性があります。

      ---

4. エアバッフルを交換します。
5. サーバーを稼働状態に戻します。

   サーバーの再稼働を参照してください。

6. (オプション) Oracle ILOM を使用して、DDR4 DIMM 障害をクリアします。

   DDR4 DIMM 障害は、新しい DIMM が取り付けられたあとで自動的にクリアされます。DDR4 DIMM 障害を手動でクリアする必要がある場合は、http://www.oracle.com/goto/ILOM/docs の Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.2 ドキュメントライブラリを参照してください。

関連情報

• DIMM の配置と配置規則

• 障害の発生した DIMM を特定して取り外す

• DIMM を検証する