DataServiceName; の多くの拡張プロパティーでは、再構成処理の手順にタイムアウトが指定されています。これらのタイムアウトの最適値の大半は、クラスタの構成とは無関係です。したがって、タイムアウトをデフォルト値からの変更する必要はありません。
クラスタ構成によって異なるタイムアウトについては、このあとの各サブセクションで説明します。再構成処理中にタイムアウトが発生する場合は、クラスタ構成に合わせてこれらのタイムアウトプロパティーの値を増やします。
このセクションでは、次のタイムアウトについて説明します。
予約コマンドを実行するために必要な時間は次の要因に影響されます。
クラスタ内の共有物理ディスクの数
クラスタ上の負荷
クラスタ内の共有物理ディスクの数が多い場合、またはクラスタの負荷が大きい場合、Oracle RAC のサポート の再構成がタイムアウトする可能性があります。このようなタイムアウトが発生する場合は、予約ステップのタイムアウト値を増やしてください。
予約ステップのタイムアウト値を増やすには、SUNW.rac_framework リソースの Reservation_timeout 拡張プロパティーを増やします。
詳細については、SUNW.rac_framework 拡張プロパティーを参照してください。
使用例 5-1 予約ステップのタイムアウトの設定# clresource set -p reservation_timeout=350 rac-framework-rs
この例では、Oracle RAC のサポート の再構成の予約ステップのタイムアウト値を 350 秒に設定します。この例では、Oracle RAC のサポート フレームワークコンポーネントが、rac-framework-rs という名前の SUNW.rac_framework リソースタイプのインスタンスで表されるものと想定しています。