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Oracle® ZFS Storage Appliance 顧客サービスマニュアル ZS3-x、7x20 コントローラ、および DE2-24、Sun Disk Shelf 用 |
クラスタ化されたシステムでは、順次アップグレードを実行して、アップグレード実行中の停止時間をなくすことができます。このセクションは、Oracle ZFS Storage Appliance のクラスタ化モデルに精通していることが前提となっています。クラスタ化の概要や用語に精通していない場合は、まずOracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド の第 10 章クラスタ構成を参照してください。順次アップグレードの手順について説明するために、このドキュメントでは、クラスタ化された 2 台のストレージコントローラを A および B と呼びます。ここで、A は 1 番目に更新されるコントローラ、B は 2 番目に更新されるコントローラを表します。順次アップグレードの主要なベストプラクティスとして、クライアントにサービスを提供していないときに、各コントローラをアップグレードする必要があります。ここで説明する手順は、この要件を満たしています。さらに、上記で説明した一般的なすべてのアップグレードのベストプラクティスは、順次アップグレードにも適用されます。
重要: アップグレードの進行中は、テイクオーバー操作を実行しないでください。
を使用し、リブートオプションを選択してコントローラ A をリブートします。コントローラ B はコントローラ A からリソースをテイクオーバーします。
を使用し、リブートオプションを選択してコントローラ B をリブートします。コントローラ A は、すべてのリソースをテイクオーバーし、新規ソフトウェアバージョンを使用してサービスを提供します。
次の表は、上記の各手順の終了時のクラスタ状態を示しています。
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コントローラでさまざまなソフトウェアバージョンが実行されている場合に、BUI にアクセスするか、CLI にログインすると、構成の変更が伝播されないことを示す警告が表示されます。クラスタコントローラでさまざまなソフトウェアバージョンが実行されている場合に警告が生成されるようにアプライアンスを構成できます (「クラスタ再度参加の不一致」および「ピアでのクラスタ再度参加の不一致」イベント)。
アップグレード中にルートパスワードを変更し、クラスタをロールバックした場合、ロールバック後にノードを再度参加させることはできなくなります。