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Oracle® ZFS Storage Appliance 顧客サービスマニュアル、Release 2013.1.3.0 ZS4-4、ZS3-x、7x20 コントローラ、および DE2-24、Sun Disk Shelf 用 |
ロールバック手順では、すべてのシステムソフトウェアおよびシステムのすべてのメタデータ設定が更新を適用する直前の状態に戻ります。この機能を実装するには、新規更新を適用する前に、さまざまなシステム状況のスナップショットを取得し、このスナップショットをロールバックしてロールバックを実装します。ロールバックの結果は次のとおりです。
アプライアンス構成の変更が元に戻され、失われます。たとえば、バージョン V を実行しているときに、V+1 に更新してから、DNS サーバーを変更すると想定します。ロールバックを実行すると、DNS サーバー設定の変更は効果的に取り消され、システムから完全に削除されます。
反対に、ユーザーデータの変更は元に戻されません。たとえば、V から V+1 に更新してから、クライアントが何らかの方法でディレクトリを作成したり、共有を変更したりしても、(予想どおりに) これらの変更はロールバック後にも存在します。
アプライアンスでバージョン V が実行されていて、以前のロールバックターゲット V-1 と V-2 が存在するときに、バージョン V-2 にまで戻す (したがって、V-1 をスキップする) と、V だけでなく V-1 のシステムソフトウェア設定およびシステムソフトウェアも削除されます。つまり、V-2 へのロールバック後は、V-1 と V の更新が発生しなかった状態になります。ただし、V-1 と V のソフトウェアのアップロードイメージはシステムに保存されるため、必要に応じてロールバック後に更新を再実行すれば、再度適用できます。
更新の適用後に、システムがバックアップされ実行中になると、ユーザーは BUI または CLI を使用して、以前に適用された 2 つの更新のいずれかへのロールバックを開始できます。更新後にシステムをまったく実行できない場合は、フェイルセーフロールバック手順を使用します。