nlsadm コマンドを使用して、各国語のプロパティーを表示および設定できます。各国語のプロパティーには、システムロケールやコンソールキーマップなどのシステムプロパティーが含まれます。これらのプロパティーはローケールに固有です。これらのプロパティーを設定すると、さまざまなロケールでアプリケーションを適切に動作させることができます。nlsadm コマンドでは、統合された便利な方法で、各国語のプロパティーを管理できます。
nlsadm コマンドでは、次のタスクを実行できます。
システムコンソール、タイムゾーン、またはシステムのコンソールキーマップを設定する。
システムコンソール、タイムゾーン、またはシステムのコンソールキーマップの値を一覧表示する。
地域、状態、言語、タイムゾーン、コードセット、修飾子などの具体的なロケール情報を一覧表示する。
ロケールの地域および言語情報を設定する。
すべてのタイムゾーン、コンソールキーマップ、インストールされているロケール、およびインストールに使用可能なロケールを IPS リポジトリから一覧表示する。
詳細は、nlsadm(1M) のマニュアルページを参照してください。
nlsadm コマンドは、locale_description ファイルを使用してローケール情報を取得します。locale_description ファイルには、各国語のプロパティーが「キー = 値」形式で格納されています。新しいロケールを作成し、nlsadm でこの新しいロケールの情報を表示する場合は、locale_description ファイルを指定する必要があります。詳細は、locale_description(4) のマニュアルページを参照してください。