不変大域ゾーンは、不変非大域ゾーンを大域ゾーンに拡張します。
大域ゾーンの構成は、zonecfg コマンド file-mac-profile を通じて行われます。使用可能な値は、zonecfg の file-mac profile プロパティーに記載されています。システムで DHCP を使用してネットワークインタフェースを設定している場合、flexible-configuration を選択する必要があります。
rpool データセットは制限されますが、add dataset を使用することにより、無制限のサブデータセットを追加できます。不変大域ゾーンは、無制限のデータセットでのみゾーンを実行できます。無制限のデータセットのすべての子も無制限です。
ゾーン構成を確定したあと、zonecfg ブート情報が書き込まれ、ブートアーカイブが更新されます。ゾーンがすぐに不変になります。リブートは必要ありません。
トラステッドパスアクセスを使用して大域ゾーンを管理します。トラステッドパスはコンソールでのみ使用可能なので、ILOM、シリアル接続、またはグラフィカルコンソールを通じてコンソールにアクセスできることを確認してください。
不変大域ゾーンとしてシステムを構成したら、トラステッドパスコンソールにアクセスします。ログインし、root役割になります。
パッケージ更新を実行した場合、不変大域ゾーンの最初のブートは読み取り書き込みになります。必要な自己アセンブリ手順を実行するために、これらのアクセス権がシステムで必要です。自己アセンブリ手順の実行が終わると、システムは再度不変になります。
トラステッドパスについては、Trusted Extensions 構成と管理を参照してください。