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Oracle® Solaris ゾーンの作成と使用

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更新: 2016 年 11 月
 
 

ゾーン内のシステム監視機能

大域ゾーンで ps コマンドを実行する場合、ユーザーおよびグループ名は大域ゾーンのネームサービスを使用して解決されます。システムの非大域ゾーンで実行しているプロセスは、大域ゾーンのネームサービスに一致したユーザーおよびグループ名を表示します。これらの大域ゾーン名は、非大域ゾーンの名前サービスで構成された名前とは異なる可能性があります。

ps コマンドに、次の変更が加えられました。

  • 出力形式の指定には –o オプションを使用します。このオプションを使用すると、プロセスのゾーン ID またはプロセスを実行中のゾーンの名前を出力できます。

  • 指定されたゾーン内のプロセスだけをリスト表示するには、–z zonelist オプションを使用します。ゾーンの指定には、ゾーン名またはゾーン ID を使用できます。このオプションは、大域ゾーン内でコマンドを実行する場合にのみ有用です。

  • プロセスに関連するゾーンの名前を出力するには –Z オプションを使用します。列見出し ZONE の下に名前が出力されます。

詳細は、ps(1) のマニュアルページを参照してください。

–z zonename オプションが、次の Oracle Solaris ユーティリティーに追加されました。このオプションを使用して情報をフィルタ処理し、指定したゾーンだけを含めることができます。

  • ipcs (ipcs(1) のマニュアルページを参照)

  • pgrep (pgrep(1) のマニュアルページを参照)

  • ptree (proc(1) のマニュアルページを参照)

  • prstat (prstat(1M) のマニュアルページを参照)

コマンドに加えられた変更の全一覧については、表 5を参照してください。