Orca は、AT-SPI (Assistive Technology Service Provider Interface) をサポートするアプリケーションおよびツールキットを操作するように設計されています。これらのアプリケーションには、Oracle Solaris デスクトップ およびそのバンドルアプリケーション (OpenOffice、Firefox、および Java プラットフォーム) が同梱されています。
Orca 構成ダイアログと似ているタブ付きのダイアログウィンドウが表示されますが、次の点で違いがあります。
初期の「一般」ペインがありません。
「読み上げ」ペインの「読み上げシステムと読み上げシンセサイザー」オプションがアクティブになっていません。
アプリケーション固有のキーの割り当てが「キーの割り当て」ペインリストの一番上に表示されます。
新しいアプリケーション固有の設定ペインが標準のタブセットの最後に表示される場合もあります。タブリストから「終了」キーを押すと、一番右のタブに直接移動します。
アプリケーション固有の設定を調整します。たとえば、一般に Orca ではキーエコーが無効になっていますが、特に GNOME カリキュレータアプリケーションを使用するために有効する場合があります。
アプリケーション設定のカスタマイズが完了したら、「了解」をクリックします。
これらの設定は、~/.orca/app-settings ディレクトリ の APPNAME.py (APPNAME はアプリケーションの名前) というファイルに書き込まれます。
これらのファイルは、Orca によって自動的に書き込まれます。該当アプリケーションのアプリケーション設定を変更するたびに、ファイルの内容が上書きされます。
アプリケーション固有の設定またはコードを保持するには、~/.orca/app-settings/APPNAME-customizations.py というファイルにコピーします。このファイルは、アプリケーションの設定がロードされると自動的に読み込まれます。