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Oracle® Solaris 11 デスクトップのアクセシビリティーガイド

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更新: 2015 年 10 月
 
 

Orca を有効にするには

この手順では、初めて Orca を有効にする方法について説明します。セットアップを続行するには、各操作後に Return キーを押します。

Orca の起動時に --text-setup オプションを実行するか、Orca の実行中に Insert キーと Space キーを押して Orca 構成 GUI を起動すれば、いつでも設定を変更できます。設定は ~/.orca/user-settings.py ファイルに保存されます。新しい設定を有効にするには、ログアウトしてからログインし直す必要があります。

  1. Alt + F2 または Meta + R を押して、「実行する」ダイアログを開きます。
  2. 次のコマンドを入力して、テキストのみのガイド付きセットアップを開始します。

    orca --text-setup Enter

  3. リストから言語を選択します。

    デフォルトの言語は英語に設定されます。


    注 -  Orca では、デフォルトの eSpeak テキスト読み上げエンジンを使用すると、約 45 の言語がサポートされています。
  4. y または n を入力することにより、入力の完了後に単語を読み上げるように Orca に指示する「単語毎にキーエコーを返す」オプションをアクティブにするかどうかを決定します。
  5. y または n を入力することにより、押されているときにすべてのキーを読み上げるように Orca に指示する「キーエコー」オプションをアクティブにするかどうかを決定します。
  6. Orca 修飾キーとして機能するキーを決定するキーボード配列を選択します。このキーを他のキーと組み合わせて使用すると、ほとんどのプログラム機能にキーボードでアクセスできます。

    オプションは次のとおりです。

    • 1 – デスクトップで Insert キーが使用されます。

    • 2 – ノートパソコンで Caps Lock が使用されます。

  7. y または n を入力することによって、点字出力が必要かどうかを指定します。

    この機能では、BRLTTY と互換性のあるデバイスが使用可能であることが前提となっています。ただし、BRLTTY デバイスが使用できない場合でも、y を入力すれば Orca は機能します。

  8. y または n を入力することによって、画面上で点字出力をモニターするかどうかを決定します。

    この機能は、BRLTTY 出力を検証する必要がある開発者に役立ちますが、点字出力を視覚的に診断したり検証したりするなど、その他の状況で役立つこともあります。

    Orca はシステムで有効にする必要があります。


    注 -  アクセシビリティーが有効になっていない場合、Orca はアクセシビリティーを有効にしてから、ログアウトしてログインセッションを再起動するようにユーザーに通知します。

全画面モードでの拡大鏡

Orca の拡大鏡部分を全画面モードで使用する予定がある場合は、X サーバーのコンポジット拡張が有効になっていることを確認します。X サーバーのコンポジット拡張を有効にするには、次の操作を実行します。

  • Alt + F2 または Meta + R を押して、「実行する」ダイアログを開きます。

  • xdpyinfo コマンドを入力して、Enter キーを押します。

  • 出力で Composite という文字列を探します。