Oracle® Switch ES2-72 および Oracle Switch ES2-64 構成ガイド

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更新: 2015 年 4 月
 
 

速度制限を構成する

SEFOS は、特定のインタフェースで受信するトラフィックの速度を制限するように構成できます。トラフィックが構成されたしきい値のレベルを超えると、パケットが破棄されます。次の例では、ポート 25 でのマルチキャストトラフィックの速度を 50 パケット/秒に制限する構成を示します。

このタスクのトポロジについては、Basic SEFOS Topologyを参照してください。ポート 25 とポート 26 は、パケット転送の速度をモニターするために IXIA/Smartbits に接続されています。ポート 25 でのマルチキャストパケットの速度制限を 50 パケット/秒として構成したあと、IXIA からマルチキャストトラフィックを速度 1M ビット/秒で生成します。ポート 26 で受信されるパケットの速度は 50 パケット/秒でなければなりません。

  1. SEFOS に接続します。

    Connect to SEFOSを参照してください。

  2. スイッチで次のコマンドを入力して、ポート 25 とポート 26 を有効にします。
    SEFOS-1# configure terminal
    SEFOS-1(config)# interface xl-ethernet 0/25
    SEFOS-1(config-if)# no shutdown
    SEFOS-1(config-if)# exit
    SEFOS-1(config)# interface xl-ethernet 0/26
    SEFOS-1(config-if)# no shutdown
    SEFOS-1(config-if)# end
    
  3. 速度制限を 50 パケット/秒に設定します。
    1. グローバル構成モードに入ります。
      SEFOS-1# configure terminal
      
    2. インタフェース構成モードに入ります。
      SEFOS-1(config)# interface xl-ethernet 0/25
      
    3. 速度制限を 50 パケット/秒に設定します。
      SEFOS-1(config-if)# storm-control multicast level 50
      
    4. グローバル構成モードを終了します。
      SEFOS-1(config-if)# end
      
  4. 構成の詳細を表示します。
    SEFOS-1# show interface xl-ethernet 0/25 storm-control
    ...
    Multicast Storm Control     : 50
    
  5. IXIA からポート 25 にマルチキャストパケットを速度 1M ビット/秒で生成して、機能を確認します。

    IXIA の 2 つ目のポートで受信されるパケットの速度は 50 パケット/秒のみになります。

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