/usr/cluster/bin/clinstall -v
/usr/cluster/bin/clinstall -?
/usr/cluster/bin/clinstall {–g | –t}
clinstall コマンドは、グラフィカルユーザーインタフェース (GUI) モードまたはテキストベースモードのいずれかでクラスタの集中インストーラを起動します。集中インストーラは、新しいクラスタ用、または確立済みのクラスタに追加されたノード用に、特定の潜在的なクラスタノード上に Oracle Solaris Cluster ソフトウェアをインストールするために使用されます。このインストーラは、Oracle Solaris Cluster フレームワークソフトウェアと、データサービスや障害回復フレームワークなどのほかのコンポーネント用のパッケージをインストールするために使用されます。インストーラは、システムにすでにインストールされているパッケージのインストール要求を無視します。
clinstall コマンドに短形式はありません。
インストーラとそのユーティリティーを提供する ha-cluster/system/preinstall パッケージは、Oracle Solaris ソフトウェアリポジトリに統合されています。ユーティリティーは、潜在的なクラスタノードに Oracle Solaris ソフトウェアをインストールしたあとで使用できます。GUI モードのユーティリティーには、Oracle Solaris solaris-desktop パッケージグループのインストールが必要です。
インストーラは、制御ノードと呼ばれる 1 つのシステムから起動されます。対話型画面では、インストールするノード、ソフトウェアのソース、および含めるオプションのクラスタコンポーネントに関する情報を求めるプロンプトがユーザーに表示されます。その後、制御ノードは、指定されたすべてのシステムにソフトウェアをインストールするためのコマンドを発行します。制御ノードは、指定されたノードの 1 つでないかぎり、その制御ノード自体にソフトウェアを自動的にインストールしません。
制御ノードには、最初にすべての潜在的なクラスタノードへのセキュアなアクセスが必要です。制御ノードから発行されたコマンドの受け入れを承認するには、まず、クラスタソフトウェアとともにインストールされる各ノード上で clauth コマンドを実行する必要があります。clauth コマンドを制御ノードに対して実行する必要はありませんが、実行しても clauth の操作やクラスタのインストール操作に問題はありません。制御ノードが、その制御ノードを承認していない非クラスタシステムに対してクラスタインストールコマンドを発行した場合、そのインストールの試みは失敗します。
指定されたシステムでのソフトウェアのインストールがすべてのインストーラによって完了したあとで、クラスタがまだ構成されていない場合、scinstall コマンドを使用することで、システムをクラスタとして確立する準備ができます。
ã�“ã�®ã‚³ãƒžãƒ³ãƒ‰ã�¯ã€�大域ゾーンã� ã�‘ã�§ä½¿ç”¨ã�§ã��ã�¾ã�™ã€‚
clinstall コマンドの一般的な形式は次のとおりです。
clinstall [options]
このコマンドのサブコマンドはありません。
このコマンドの各オプションには、長い形式と短い形式があります。各オプションの両方の形式は、このマニュアルページの「オプション」セクションのオプションの説明で紹介されています。
次のオプションがサポートされています。
ヘルプ情報を表示します。このオプションを使用すると、ほかの処理は実行されません。
インストーラが GUI モードで起動されることを指定します。
インストーラがテキストベースモードで起動されることを指定します。
コマンドのバージョンを表示します。
このオプションはほかのオプションとともに指定しないでください。その他のオプションは無視されます。–v オプションは、コマンドのバージョンを表示するだけです。ほかの処理は実行されません。
次の終了値が返されます。
正常終了。
エラーが発生しました。
次の属性については、attributes(7) を参照してください。
|
Intro(8CL)、clauth(8CL)、scinstall(8)
Oracle Solaris Cluster 5.0 ソフトウェアのインストール, Oracle Solaris Cluster 5.0 システム管理