scds_property_functions - 一般に使用されるリソースプロパティー、リソースグループプロパティー、リソースタイププロパティー、および拡張プロパティーの値を取得するための関数群
cc [flags…] –I /usr/cluster/include file –L /usr/cluster/lib
–l dsdev#include <rgm/libdsdev.h>
return-value-type scds-get-property-name(scds_handle_t handle);
Data Service Development Library (DSDL) は、一般に使用されるリソースプロパティー、リソースグループプロパティー、リソースタイププロパティー、および拡張プロパティーの値を取得するために使用できる関数群を提供します。scds_get_ext_property(3HA) を使用してユーザー定義の拡張プロパティーを取得します。
すべての関数は、次の規則に従うものとします。
handle 引数だけを取ります。プロパティー取得関数に渡される handle 引数は、以前の scds_initialize(3HA) 呼び出しによって返されます。
各関数が特定のプロパティーに対応します。
関数の戻り値のタイプは取得するプロパティー値のタイプに一致します。
これらの関数は、戻り値が scds_initialize(3HA) で事前に計算されているため、エラーを返しません。ポインタを返す関数では、エラー条件が検出されると (たとえば、scds_initialize() が以前に呼び出されていない場合)、NULL 値が返されます。
プロパティーの新しい値が、呼び出し元のプログラム(argv[]) に渡されるコマンド行引数で指定されていると、この新しい値が返されます(Validate メソッドの実装の場合)。この方法で、新しいプロパティーの予想値を実際に設定する前に検証できます。それ以外の場合は、RGM から取得した値が返されます。
これらの関数の中には、DSDL に属するメモリーへのポインタを返すものもあります。このメモリーは変更できません。このポインタは、scds_close(3HA) 呼び出しによって無効化されます。
標準プロパティーについての詳細は、r_properties(7)、rg_properties(7)、および rt_properties(7) のマニュアルページを参照してください。拡張プロパティーについては、個々のデータサービスのマニュアルページを参照してください。
これらの関数によって使用されるデータ型については、scha_calls(3HA) のマニュアルページおよび scha_types.h ヘッダーファイル (scha_prop_type_t、scha_extprop_value_t、scha_initnodes_flag_t、scha_str_array_t、scha_failover_mode_t、scha_switch_t、scha_rsstatus_t など) を参照してください。
これらの関数は、次の命名規則に従うものとします。
scds_get_rs_property-name
scds_get_rg_property-name
scds_get_rt_property-name
scds_get_ext_property-name
この関数は、特定のリソースプロパティーの値を返します。一部のプロパティー値は、RTR ファイル内に明示的に設定されるか、clresource(8CL) コマンドによって設定されます。その他のプロパティー値は、RGM によって動的に決定されます。関数は、要求されたプロパティーにふさわしいデータ型を返します。
次のリソースの依存関係のクエリー関数には、それぞれ対応する "Q" または "qualified" バージョンがあります。
scds_get_rs_resource_dependencies_Q
scds_get_rs_resource_dependencies_Q_offline_restart
scds_get_rs_resource_dependencies_Q_restart
scds_get_rs_resource_dependencies_Q_weak
資格を備えたバージョンは、各リソースの依存関係に宣言された有効範囲または修飾子 (ある場合) を返します。{LOCAL_NODE}、{ANY_NODE}、および {FROM_RG_AFFINITIES} 修飾子については、r_properties(7) のマニュアルページを参照してください。
int scds_get_rs_cheap_probe_interval(scds_handle_t handle)
scha_failover_mode_t scds_get_rs_failover_mode(scds_handle_t handle)
int scds_get_rs_monitor_stop_timeout(scds_handle_t handle)
scha_switch_t scds_get_rs_monitored_switch(scds_handle_t handle)
scha_str_array_t * scds_get_rs_network_resources_used(scds_handle_t handle)
scha_switch_t scds_get_rs_on_off_switch(scds_handle_t handle)
const scha_str_array_t * scds_get_rs_resource_dependencies(scds_handle_t handle)
const scha_str_array_t * scds_get_rs_resource_dependencies_Q(scds_handle_t handle)
const scha_str_array_t * scds_get_rs_resource_dependencies_offline_restart(scds_handle_t handle)
const scha_str_array_t * scds_get_rs_resource_dependencies_Q_offline_restart(scds_handle_t handle)
const scha_str_array_t * scds_get_rs_resource_dependencies_restart(scds_handle_t handle)
const scha_str_array_t * scds_get_rs_resource_dependencies_Q_restart(scds_handle_t handle)
const scha_str_array_t * scds_get_rs_resource_dependencies_weak(scds_handle_t handle)
const scha_str_array_t * scds_get_rs_resource_dependencies_Q_weak(scds_handle_t handle)
const char * scds_get_rs_resource_project_name(scds_handle_t handle)
int scds_get_rs_retry_count(scds_handle_t handle)
int scds_get_rs_retry_interval(scds_handle_t handle)
boolean scds_get_rs_scalable(scds_handle_t handle)
int scds_get_rs_start_timeout(scds_handle_t handle)
int scds_get_rs_stop_timeout(scds_handle_t handle)
int scds_get_rs_thorough_probe_interval(scds_handle_t handle)
この関数は、特定のリソースグループプロパティーの値を返します。一部のプロパティー値は、clresourcegroup(8CL) コマンドによって明示的に設定されます。その他のプロパティー値は、RGM によって動的に決定されます。関数は、要求されたプロパティーにふさわしいデータ型を返します。
int scds_get_rg_desired_primaries(scds_handle_t handle)
const scha_str_array_t * scds_get_rg_global_resources_used(scds_handle_t handle)
boolean_t scds_get_rg_implicit_network_dependencies(scds_handle_t handle)
int scds_get_rg_maximum_primaries(scds_handle_t handle)
const scha_str_array_t * scds_get_rg_nodelist (scds_handle_t handle)
const char * scds_get_rg_pathprefix(scds_handle_t handle)
int scds_get_rg_pingpong_interval(scds_handle_t handle)
const scha_str_array_t * scds_get_rg_resource_list(scds_handle_t handle)
const scha_str_array_t * scds_get_rg_rg_affinities(scds_handle_t handle)
scha_rgmode_t scds_get_rg_rg_mode(scds_handle_t handle)
const char * scds_get_rg_rg_project_name(scds_handle_t handle)
int scds_get_rg_rg_slm_cpu_shares(scds_handle_t handle)
int scds_get_rg_rg_slm_pset_min(scds_handle_t handle)
const char * scds_get_rg_rg_slm_pset_type(scds_handle_t handle)
const char * scds_get_rg_rg_slm_type(scds_handle_t handle)
この関数は、特定のリソースタイププロパティーの値を返します。一部のプロパティー値は、RTR ファイル内に明示的に設定されるか、clresourcetype(8CL) コマンドによって設定されます。その他のプロパティー値は、RGM によって動的に決定されます。関数は、要求されたプロパティーにふさわしいデータ型を返します。
int scds_get_rt_api_version(scds_handle_t handle)
boolean_t scds_get_rt_failover(scds_handle_t handle)
scha_initnodes_flag_t scds_get_rt_init_nodes(scds_handle_t handle)
const scha_str_array_t * scds_get_rt_installed_nodes(scds_handle_t handle)
const char * scds_get_rt_rt_basedir(scds_handle_t handle)
const char * scds_get_rt_rt_version(scds_handle_t handle)
boolean_t scds_get_rt_single_instance(scds_handle_t handle)
const char * scds_get_rt_start_method(scds_handle_t handle)
const char * scds_get_rt_stop_method(scds_handle_t handle)
この関数は、特定のリソース拡張プロパティーの値を返します。このプロパティーの値は、RTR ファイル内に明示的に設定されるか、clresource(8CL) コマンドによって設定されます。関数は、要求されたプロパティーにふさわしいデータ型を返します。
リソースタイプでは、ここに記載されている 4 つの拡張プロパティー以外の拡張プロパティーも定義できますが、この 4 つのプロパティーには有用な関数が定義されています。このようなプロパティーを取得するには、これらの有用な関数を使用するか、scds_get_ext_property(3HA) 関数を使用します。その他の拡張プロパティーを取得する場合は、scds_get_ext_property() を使用する必要があります。
scha_str_array_t * scds_get_ext_confdir_list(scds_handle_t handle)
int scds_get_ext_monitor_retry_count(scds_handle_t handle)
int scds_get_ext_monitor_retry_interval(scds_handle_t handle)
int scds_get_ext_probe_timeout(scds_handle_t handle)
すべての有用な関数について、次のパラメータがサポートされています。
scds_initialize(3HA) から返されるハンドルです。
関数の戻り値のタイプは取得するプロパティー値のタイプに一致します。
これらの関数は、戻り値が scds_initialize(3HA) で事前に計算されているため、エラーを返しません。ポインタを返す関数では、エラー条件が検出されると (たとえば、scds_initialize() が以前に呼び出されていない場合)、NULL 値が返されます。
インクルードファイル
ライブラリ
次の属性については、attributes(7) を参照してください。
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scds_close(3HA)、scds_get_ext_property(3HA)、scds_get_port_list(3HA)、scds_get_resource_group_name(3HA)、scds_get_resource_name(3HA)、scds_get_resource_type_name(3HA)、scds_initialize(3HA)、scha_calls(3HA)、attributes(7)、r_properties(7)、rg_properties(7)、rt_properties(7)、clresource(8CL)、clresourcegroup(8CL)、および clresourcetype(8CL)