sctelemetry - システムリソースモニタリングの初期化
sctelemetry -d
sctelemetry -e
sctelemetry -i -o hasp_rg=rg,hasp_rs=rs[,hasp_mnt_pt=mnt_pt] [,db_rg=rg][,db_rs=rs][,telemetry_rg=rg][,telemetry_rs=rs]
sctelemetry -i -o hasp_mnt_pt=mnt_pt,hasp_nodelist=node[:…] [,hasp_rs=rs][,db_rg=rg][,db_rs=rs][,telemetry_rg=rg,telemetry_rs=rs]
sctelemetry -u
sctelemetry コマンドは、システムリソースモニタリングを初期化し、モニタリングをオンラインまたはオフラインにします。初期化する場合は、–o オプションを hasp_rg=rg、hasp_rs=rs パラメータと使用して、SUNW.HAStoragePlus タイプの既存のリソースに依存します。–o オプションと hasp_mnt_pt=mnt_pt、hasp_nodelist=node[:,…] パラメータを併用して、sctelemetry コマンドで SUNW.HAStoragePlus リソースタイプを作成します。リソースタイプの詳細については、SUNW.derby(7)、SUNW.HAStoragePlus(7)、および SUNW.SCTelemetry(7) のマニュアルページを参照してください。
SUNW.SCTelemetry はマルチマスターリソースグループでインスタンス化されており、これはつまり、このリソースグループはすべてのクラスタノードで構成されており、ネットワーク負荷分散を使用しないことを意味します。
ã�“ã�®ã‚³ãƒžãƒ³ãƒ‰ã�¯ã€�大域ゾーンã� ã�‘ã�§ä½¿ç”¨ã�§ã��ã�¾ã�™ã€‚
sctelemetry のオプションは次のとおりです。
システムリソース使用率データの収集と遠隔測定データが格納されるデータベースを無効にします。
ã�“ã�®ã‚ªãƒ—ションã�¯å¤§åŸŸã‚¾ãƒ¼ãƒ³ã� ã�‘ã�§ä½¿ç”¨ã�§ã��ã�¾ã�™ã€‚
root 役割以外のユーザーが sctelemetry の –d オプションを使用するには、承認 solaris.cluster.system.modify が必要です。詳細は、rbac(7) マニュアルページを参照してください。
システムリソース使用率データの収集をオンラインにします。sctelemetry コマンドの –i オプションを使用すると、デフォルトでは、システムリソースモニタリングがオンラインになります。
ã�“ã�®ã‚ªãƒ—ションã�¯å¤§åŸŸã‚¾ãƒ¼ãƒ³ã� ã�‘ã�§ä½¿ç”¨ã�§ã��ã�¾ã�™ã€‚
root 役割以外のユーザーが sctelemetry の –e オプションを使用するには、承認 solaris.cluster.system.modify が必要です。詳細は、rbac(7) マニュアルページを参照してください。
タイプ SUNW.SCTelemetry および SUNW.derby のリソースを含むリソースグループを作成します。デフォルトでは、–i オプションを使用してこれらのリソースおよびリソースグループを作成するときに、システムリソースモニタリングがオンラインになっています。
ã�“ã�®ã‚ªãƒ—ションã�¯å¤§åŸŸã‚¾ãƒ¼ãƒ³ã� ã�‘ã�§ä½¿ç”¨ã�§ã��ã�¾ã�™ã€‚
root 役割以外のユーザーが sctelemetry の –i オプションを使用するには、承認 solaris.cluster.system.modify が必要です。詳細は、rbac(7) マニュアルページを参照してください。
–i オプションと一緒に使用するときは、データベースで使用されるリソースタイプ SUNW.HAStoragePlus とこのリソースを含むリソースグループを指定します。データ収集機能は、SUNW.HAStoragePlus 用のファイルシステムへのアクセス権が必要です。
パラメータは次のようになります。
システムリソースモニタリングに使用される、タイプ SUNW.HAStoragePlus のリソースを含むリソースグループ。rg、つまり、このリソースグループの名前を指定してください。
システムリソースモニタリングに使用されるリソースタイプ SUNW.HAStoragePlus。rs、つまり、このリソースの名前を指定してください。
sctelemetry がシステムリソースモニタリング用のデータベースファイルを格納するマウントポイント。このマウントポイントは、リソース hasp_rs のプロパティーでなければなりません。hasp_rs に 1 つを超えるマウントポイントがある場合、マウントポイントの指定は必須です。
sctelemetry がリソースタイプ SUNW.derby を構成するリソースグループ。rg、つまり、このリソースグループの名前を指定できます。
sctelemetry が構成する、タイプ SUNW.derby のリソース。rs、つまり、このリソースの名前を指定できます。
sctelemetry がリソースタイプ SUNW.SCTelemetry を構成するリソースグループ。rg、つまり、このリソースグループの名前を指定できます。
sctelemetry が構成する、タイプ SUNW.SCTelemetry のリソース。rs、つまり、このリソースの名前を指定できます。
–i オプションと一緒に使用すると、データ収集用の SUNW.HAStoragePlus ファイルシステムにアクセス可能なノードを指定し、Oracle Solaris Cluster がシステムリソースデータを格納するファイルシステムのマウントポイントを指定します。
パラメータは次のようになります。
sctelemetry がリソースタイプ SUNW.HAStoragePlusを構成するのに使用するマウントポイント。mnt_pt、つまり、このマウントポイントの名前を指定してください。HAStoragePlus リソースを作成する前に、共有ストレージを構成してくださいこのマウントポイントは共有ストレージを参照するため、/etc/vfstab に次のような行が必要です。
/dev/md/ddg/dsk/d20 /dev/md/ddg/rdsk/d20 /mntpt ufs 2 no logging
sctelemetry がリソースタイプ SUNW.HAStoragePlus を構成するノード。node:[...]、つまり、このノードの名前を指定してください。
sctelemetry が構成するリソースタイプ SUNW.HAStoragePlus。rs、つまり、このリソースの名前を指定できます。
sctelemetry がリソースタイプ SUNW.derby を構成するリソースグループ。rg、つまり、このリソースグループの名前を指定できます。
sctelemetry が構成する、タイプ SUNW.derby のリソース。rs、つまり、このリソースの名前を指定できます。
sctelemetry がリソースタイプ SUNW.SCTelemetry を構成するリソースグループ。rg、つまり、このリソースグループの名前を指定できます。
sctelemetry が構成する、タイプ SUNW.SCTelemetry のリソース。rs、つまり、このリソースの名前を指定できます。
–i オプションを使用して以前作成したリソースとリソースグループを削除します。
ã�“ã�®ã‚ªãƒ—ションã�¯å¤§åŸŸã‚¾ãƒ¼ãƒ³ã� ã�‘ã�§ä½¿ç”¨ã�§ã��ã�¾ã�™ã€‚
root 役割以外のユーザーが sctelemetry コマンドの –u オプションを使用するには、承認 solaris.cluster.system.modify が必要です。詳細は、rbac(7) マニュアルページを参照してください。
この例では、システムリソースモニタリングを初期化して、モニタリングが初期化されていることを確認します。この例では、SUNW.HAStoragePlus リソースがシステムリソースモニタリング用に利用できると仮定します。
この例では、リソース db_rs および telemetry_rs またはリソースグループ db_rg および telemetry_rg の名前を指定しません。sctelemetry コマンドは、これらのリソースおよびリソースグループにデフォルトの名前を付けます。
scstat -g コマンドの出力は、システムリソースモニタリングに関係のあるリソースとリソースグループ間の関係を示しています。この出力はまた、db_rs および hasp_rs リソースと db_rg リソースグループがそれぞれ 1 つのノード上で online であり、telemetry_rg および telemetry_rs がすべてのクラスタノード上で online であることも示しています。
# sctelemetry -i \ -o hasp_mnt_pt=DBDATA,hasp_nodelist=l6-lx-1:l6-lx-4,hasp_rs=anto # clresourcegroup status
この例では、システムリソースモニタリングを無効にして、モニタリングが無効にされていることを確認します。モニタリングが無効になっている場合、clresourcegroup status コマンドの出力は、db_rs、hasp_rs、および telemetry_rs リソースと db_rg および telemetry_rg リソースグループが offline であることを示しています。
# sctelemetry -d # clresourcegroup status
次の終了値が返されます。
コマンドは正常に完了しました。
エラーが発生しました。
次の属性については、attributes(7) を参照してください。
|
cltelemetryattribute(8CL)、SUNW.HAStoragePlus(7)、SUNW.SCTelemetry(7)、SUNW.derby(7)、Intro(8CL)、cluster(8CL)、sctelemetry(8)