clsetup - Oracle Solaris Cluster の対話型構成
/usr/cluster/bin/clsetup -V
/usr/cluster/bin/clsetup -?
/usr/cluster/bin/clsetup [-f logfile]
clsetup コマンドは、実行するときのクラスタの状態によって、次に示す構成機能を提供します。このコマンドを実行するには、ユーザーは root 役割になる必要があります。
このコマンドに短形式はありません。
clsetup コマンドをインストールのあと実行すると、コマンドは定足数デバイスの構成や installmode プロパティーのリセットなどの初期セットアップタスクを実行します。scinstall または cluster create コマンドのいずれかを使用してクラスタを作成した場合に自動定足数構成の選択を解除するときは、クラスタがインストールされた直後に clsetup コマンドを実行します。clsetup コマンドを実行して installmode プロパティーをリセットする前に、すべてのノードがクラスタに参加していることを確認してください。
クラスタを作成したときに自動定足数構成を使用した場合は、クラスタのインストール後に clsetup コマンドを実行する必要はありません。自動定足数構成機能は、クラスタの installmode プロパティーもリセットします。
この形式の clsetup コマンドは、クラスタ内のどのノードからでも実行できます。
通常のクラスタ動作中に clsetup コマンドを実行すると、clsetup コマンドは、クラスタ構成タスクを実行するための対話形式でメニュー選択方式のユーティリティーを提供します。このユーティリティーが管理するクラスタコンポーネントの一部を次に示します。
定足数
リソースグループ
データサービス
クラスタインターコネクト
デバイスグループとボリューム
プライベートホスト名
新規ノード
ゾーンクラスタ
その他のクラスタプロパティー
この形式の clsetup コマンドは、クラスタ内のどのノードからでも実行できます。
clsetup コマンドを非クラスタモードのノードから実行すると、clsetup コマンドは、プライベート IP アドレス範囲を変更および表示するメニュー形式のユーティリティーを提供します。
この形式の clsetup ユーティリティーを開始する前に、すべてのノードを非クラスタモードにリブートしてください。
次のオプションがサポートされています。
コマンドのヘルプ情報を出力します。
コマンドログを記録するログファイル名を指定します。このオプションが指定されている場合は、ユーザーの応答に応じて、clsetup によって生成されたほとんどのコマンドセットの実行と記録、または記録のみを行うことができます。
コマンドセットのバージョンを出力します。コマンド行処理はまったく実行されず、コマンドは対話形式のメニューに入りません。
次の属性については、attributes(7) を参照してください。
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clreslogicalhostname(8CL)、cltelemetryattribute(8CL)、Intro(8CL)、cldevicegroup(8CL)、clnode(8CL)、clquorum(8CL)、clresourcegroup(8CL)、clresourcetype(8CL)、clressharedaddress(8CL)、cluster(8CL)、clzonecluster(8CL)
Oracle Solaris Cluster 5.0 ソフトウェアのインストール, Oracle Solaris Cluster 5.0 システム管理