SUNW.Proxy_SMF_failover, Proxy_SMF_failover - フェイルオーバー SMF サービスのプロキシ作成のためのリソースタイプ。
SUNW.Proxy_SMF_failover リソースタイプは、サービス管理機能 (SMF) サービスのフェイルオーバーのプロキシを表します。
SUNW.proxysmffailover リソースタイプに対して定義される標準プロパティーと拡張プロパティーについては、これ以降のサブセクションで説明します。これらのプロパティーを SUNW.Proxy_SMF_failover リソースタイプのインスタンスに設定するには、clresource コマンド (clresource(8CL)) を使用します。
次のリソースプロパティーの詳細は、r_properties(7) を参照してください。
デフォルト: 3600
最小: 60
デフォルト: 3600
最小: 60
デフォルト: 3600
最小: 60
デフォルト: 3600
最小: 60
デフォルト: 3600
最小: 60
デフォルト: 3600
最小: 60
デフォルト: SOFT
調整可能: Anytime
デフォルト: ""
調整可能: Anytime
デフォルト: 2
最小: 0
最大: 10
調整可能: Anytime
デフォルト: 300
最大: 3600
調整可能: Anytime
デフォルト: 60
調整可能: Anytime
障害モニターに許可される PMF 再起動数。
デフォルト: 2
調整可能: Anytime
障害モニターが再起動される時間枠 (分)。
デフォルト: 2
調整可能: Anytime
SMF プロキシプローブによって実行されるコマンドの名前。
デフォルト: " "
調整可能: 無効の場合
プローブのタイムアウト値 (秒)。
デフォルト: 30
最小: 2
調整可能: Anytime
リソースによってプロキシされる SMF サービスに関する情報を指定します。その値は、プロキシ対象の SMF サービスの 1 つ以上の fmri 名、またはプロキシされるすべての SMF サービスを含むファイルへのパスのどちらかです。
このプロパティーを指定する望ましい方法は、clresource コマンドで直接使用する方法です。fmri 名を使用する場合は、次の構文を使用します。
-x Proxied_service_instances=svc:service-name
複数の SMF サービスはコンマ区切りのリストで指定できます。例:
-x Proxied_service_instances=svc:/network/ntp:default,svc:/network/dhcp-server:default
ファイルを使用して Proxied_service_instances の値を指定する方法は非推奨ですが、まだサポートされています。プロパティーをファイル内に指定する場合、プロパティーの値は、プロキシされるすべての SMF サービスを含むファイルへのパスです。ファイル内の各行は 1 つの SMF サービス専用で、svc fmri および対応するサービスマニフェストファイルのパスを指定します。たとえば、リソースが restarter_svc_test_1:default と restarter_svc_test_2:default の 2 つのサービスを管理する必要がある場合、このファイルには次の 2 行を含めてください。
<svc:/system/cluster/restarter_svc_test_1:default>, </var/svc/manifest/system/cluster/restarter_svc_test_1.xml> <svc:/system/cluster/restarter_svc_test_2:default>, </var/svc/manifest/system/cluster/restarter_svc_test_2.xml>
デフォルト: ""
調整可能: 無効の場合
この例では、SUNW.Proxy_SMF_failover リソースタイプの登録、アプリケーション用のリソースグループの作成、フェイルオーバーアプリケーションリソースの作成、リソースグループの管理、およびリソースを有効にする方法を示します。
リソースタイプを登録します。
# clresourcetype -f <path-to-rtrfile> SUNW.Proxy_SMF_failover
アプリケーション用の rg1 というリソースグループを作成します。
# clresourcegroup create rg1
myfailoverres というフェイルオーバーアプリケーションリソースを作成します。
# clresource create -t SUNW.Proxy_SMF_failover -g rg1 \ -x proxied_service_instances="/usr/local/app/svc" myfailoverres
/usr/local/app/svc はテキストファイルです。
リソースグループ rg1 の管理:
# clresourcegroup manage rg1
myfailoverres リソースを有効にします。
# clresource enable myfailoverres
次のコマンドを使用して、アプリケーションのステータスをチェックします。
# clresource status
attributes(7)、r_properties(7)、clresource(8CL)、clresourcegroup(8CL)、clresourcetype(8CL)、scha_resource_get(8HA)、pmfadm(8)