ファイル・パスまたはファイル名の指定

システムのバックグラウンド・プロセスによっては、追加パラメータを使用して、入力ファイルまたは出力ファイルのファイル・パスまたはファイル名(あるいはその両方)を指定する場合があります。たとえば、ほとんどの抽出プロセスでは、「ファイル・パス」パラメータとファイル名パラメータを使用して、出力ファイルの配置場所を指定します。

ファイル・パス・パラメータに関しては、「URIの参照」に、ファイル・パスの移入に関連するいくつかのポイントおよびサポートされている構文が示されています。

ファイル名パラメータには、".zip"または".gz"で終わるファイル名の定義をサポートする抽出プロセスがあります。このプロセスでは、zipまたはgzip圧縮(サフィックスに基づく)のファイルが自動的に作成されます。同様に、".zip"または".gz"で終わるファイル名に基づいて適切な方法を使用してファイルを解凍することをサポートするアップロード・プロセスもあります。抽出またはアップロードのプロセスで圧縮/解凍がサポートされている場合は、ファイル名パラメータの摘要でそのように指定する必要があります。バッチ管理の摘要で圧縮または解凍をサポートすることを明示的に指定しない場合、それらがサポートされないと想定されます。

また、PGP標準を使用したファイル・コンテンツの自動での署名、暗号化と復号化をサポートする抽出プロセスおよびインポート・プロセスもあります。.pgpで終わるファイル名は解析され、暗号化、署名、圧縮、またはこの3つの組合せが該当するかどうかが判断されます。ファイルの拡張子が.pgpで、復号化または署名の検証が要求される場合に、暗号化キー・リング・パラメータまたは署名キー・リング・パラメータが指定されていないと、実行時エラーが発生します。