次の手順では、FC デバイス用に Oracle Solaris OS をインストールする方法について説明します。
この手順では、FC デバイス用の x86 システム上で Oracle Solaris OS の DVD インストールまたはネットワークベースのインストールを実行する方法について説明します。
詳細は、Oracle Solaris 11.3 システムのインストールを参照してください。
始める前に
http://www.oracle.com/technetwork/documentation/oracle-storage-networking-190061.html にある該当する Oracle HBA 設置ガイドの指示に従い、HBA ハードウェアを設置します。
自動インストール - x86 ベースシステムの BIOS からネットワークブートを選択することによって、自動インストールを開始できます。
テキストインストール – メディアからブートするか、インストールサーバーからブートする場合に GRUB メニューから次のオプションを選択することによって、テキストインストールを開始できます。
Oracle Solaris 11.3 Text Installer and command line
自動インストール – デフォルトでは、システムはインストール後にリブートされません。これは、/usr/share/auto_install/default.xml ファイルに次のマニフェストキーワードがあるためです。これは次のことを意味します。
<auto_install> <ai_instance name="default"> . . .
したがって、システムがリブートする前に FC デバイスを構成できます。以前のインストールで次のキーワード値を true に設定した場合、この値を false に変更して、システムがリブートする前に FC デバイスを構成できるようにします。
<auto_install> <ai_instance name="default" auto_reboot="true"> . . .
テキストインストール – インストールが完了したら、デバイスを構成するために Quit オプションを選択してインストーラを終了します。
例:
# luxadm display /dev/rdsk/c0t600015D0002028000000000000001142d0s2 DEVICE PROPERTIES for disk: /dev/rdsk/c0t600015D0002028000000000000001142d0s2 Vendor: SUN Product ID: SE6920 Revision: 0202 Serial Num: 00500057 Unformatted capacity: 10240.000 MBytes Read Cache: Enabled Minimum prefetch: 0x0 Maximum prefetch: 0xffff Device Type: Disk device Path(s): /dev/rdsk/c0t600015D0002028000000000000001142d0s2 /devices/scsi_vhci/disk@g600015d0002028000000000000001142:c,raw Controller /dev/cfg/c4 Device Address 213600015d207200,0 Host controller port WWN 210100e08b206812 Class primary State ONLINE Controller /dev/cfg/c11 Device Address 213600015d207200,0 Host controller port WWN 210100e08b30a2f2 Class primary State ONLINE
図のサンプル出力は、次のように MPxIO ベースの c#t#d# を HBA WWN およびアレイ WWN にマップするために使用できます。
MPxIO c#t#d# = c0t600015d00020280000000000000001142d0
アレイ WWN = 213600015d207200, LUN 0
HBA WWNs = 210100e08b206812 and 210100e08b30a2f2
マルチパス化に使用する各 HBA についてこのステップに従い、ブートデバイスが、Oracle Solaris OS をインストールした FC LUN になるように指定します。
このメニューでは、アレイ WWPN を選択することでブートデバイス/LUN を選択できます。
この図では次の変更を示しています。
Selectable boot = Enabled
ARRAY WWN = 213600015d207200
ARRAY LUN = 0
HBA WWN = 210100e08b206812