Oracle Solaris は、IEEE 802.1qaz データセンターブリッジング機能交換 (DCBX) 仕様に加えて、予備規格のコンバージドエンハンスドイーサネット (CEE) DCBX 仕様 v1.01 もサポートしており、データセンターブリッジング (DCB) を使用する際に、大量のスイッチとの相互運用を可能にしています。
Oracle Solaris で dcbx-version プロパティーの値を変更することで、操作の DCB モードを設定できます。lldpadm コマンドによって設定される dcbx-version は、FCoE CEE スイッチの規格に準拠します。次のコマンドを使用して、操作のモードを変更できます。
# lldpadm set-agentprop -p dcbx-version=DCBX-mode net0
DCBX-mode の値は次のいずれかになります。
auto – IEEE パケットをデフォルトで転送します。ただし、ホストがピアから CEE パケットを受信すると、モードが CEE に自動的に切り替わります。
ieee – IEEE プトロコルを使用して情報を交換します。
cee – CEE プロトコルを使用して情報を交換します。
CEE-DCBX についての詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのネットワークデータリンクの管理 の 第 7 章, データセンターブリッジングを使用した集中ネットワークの管理を参照してください。
Oracle Solaris では、次の構成オプションを使用して FCoE スイッチと連携できます。
優先度ベースフロー制御対応 Ethernet アダプタの使用
コンバージドネットワークアダプタの使用
非 CEE-DCBX FCoE スイッチの使用