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Oracle® Hardware Management Pack インストールガイド

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更新: 2016 年 2 月
 
 

GUI モードを使用して Hardware Management コンポーネントをインストールする

始める前に

  • Oracle Hardware Management Pack インストーラで Management Pack コンポーネントをインストールするには、管理者特権でシステムにログインする必要があります。

  • Hardware Management Pack をダウンロードして展開します。ソフトウェアの入手を参照してください。

    この手順では、ファイルを展開するディレクトリを extract-directory と記載します。

  • Windows Server 2003 SP2 以前では、Sun IPMI System Management Driver を先にインストールする必要があります。Sun IPMI System Management Driver 2.1 のインストールを参照してください。それ以外のオペレーティングシステムには、このドライバが組み込まれています。

  • インストールを正常に行うには、Hardware Management Pack のパッケージの依存関係を満たす必要があります。詳細は、ソフトウェアの依存関係を参照してください。

  • Oracle Solaris OS では、pkgadd(1M) の制限により、Hardware Management Pack を展開するパスに空白を含めると、インストールプロセスを続行できません。

  1. インストーラを起動するには、次のコマンドのいずれかを入力します。
    • Oracle Solaris 10 および Linux システムの場合: /extract-directory/oracle-hmp-version/install.bin
    • Oracle Solaris 11 または 11.1 システムの場合: /extract-directory/oracle-hmp-version/install.arch.bin

      ここで、arch は、使用しているプロセッサに応じて SPARC または x86 です。

    • Windows システムの場合: /extract-directory/oracle-hmp-version/install.exe

    スプラッシュ画面が表示されます。

  2. 次のダイアログのいずれかが表示された場合は、適切なアクションを実行します。
    • 次のダイアログが表示された場合は、「Quit」をクリックし、管理者特権でシステムにログインします。
      image:特権が不十分であることを示す警告
    • 次のダイアログが表示された場合は、「Quit」をクリックし、以前にインストールされたバージョンのソフトウェアを削除します。
      image:別のバージョンのソフトウェアがインストールされています。
    • 次のダイアログが表示された場合は、「Quit」をクリックし、使用するプロセッサアーキテクチャーに対応した正しいソフトウェアバージョンがインストールされていることを確認します。
      image:ソフトウェアのエディションが正しくないことを示す警告

    インストールを続行できる状態になると、「Introduction」画面が表示されます。

    続行する準備ができたら、「Next」をクリックします。

  3. 「Install Set」ドロップダウンメニューから、「Standard」または「Custom」のいずれかを選択します。
    • 「Standard」を選択した場合は、「Hardware Management Agents」および「CLI Tools」コンポーネントが自動的に選択されます。
    • 「Custom」を選択した場合は、「Choose Install Set」画面が表示されます。
      image:「Choose Install Set」画面
  4. 使用可能なコンポーネントについては、コンポーネント名をクリックします。

    「Description」フィールドには、コンポーネントに関する情報が表示されます。


    注 -  Hardware Management Pack の一部のコンポーネントは、ハードウェアまたは OS に固有であり、互換性のあるシステムでのみインストーラで使用できます。

    「Fibre Channel support」オプションは、互換性のあるハードウェアが搭載されたサーバーでのみ選択するべきです。サポートされるハードウェアが搭載されていないサーバーでこれらのオプションを選択すると、インストールプロセスが遅くなります。


  5. チェックボックスにチェックマークを付けて、インストールするコンポーネントを選択して、「Next」をクリックします。
  6. 次のダイアログのいずれかが表示された場合は、適切なアクションを実行します。
    • 「OK」をクリックし、「Choose Install Set」画面で Hardware Management Agent 機能の選択を解除します。
      image:SNMP に関する警告
    • 「Feature Selection」をクリックして、一覧表示される依存関係をインストールします。
      image:依存関係の警告

    「Configure Agents」画面が表示されます。


    image:「Configure agents」画面
  7. Hardware Management Agent および SNMP Agent を選択し、「Next」をクリックします。

    注 -  SNMP Agent を選択する場合は、Hardware Management Agent も選択する必要があります。
  8. 次のいずれかを選択します。
    • Hardware Management Agent を選択しなかったか、サーバーがホストと ILOM の相互接続をサポートしない場合は、次の手順に進みます。
    • Hardware Management Agent を選択し、サーバーがホストと ILOM の相互接続をサポートする場合は、ILOM トラッププロキシを有効にすることを選択できます。

      ILOM トラッププロキシを使用すると、Oracle ILOM SP によって生成された障害トラップを、ホストと ILOM の相互接続を介してネットワークの宛先に転送できます。ILOM トラッププロキシを有効にするときは、IP、ポート、および宛先が待機している SNMP コミュニティーを構成する必要があります。


      image:トラッププロキシの構成。
  9. サーバーでホストと ILOM の相互接続がサポートされている場合、インストール中に相互接続の構成を選択できます。ホストと ILOM の相互接続の詳細は、ホストと ILOM の相互接続の有効化を参照してください。
    • ホストと ILOM の相互接続のないサーバーでは、次の手順に進みます。

    • サポートされるプラットフォームでは、「Configure Host-to-ILOM Interconnect」画面が表示されます。


    注 -  ILOM トラッププロキシが機能するためには、ホストと ILOM の相互接続を有効にする必要があります。これは、Oracle Linux Fault Management Architecture (FMA) コンポーネントでも必要です。

    image:「Configure Host-to-ILOM Interconnect」

    デフォルトでは、ホストと ILOM の相互接続は無効で、構成されていません。ホストと ILOM の相互接続を構成するオプションのいずれかを選択します。

    • 「Configure automatically」オプションを選択する場合は、デフォルトの設定を使用してホストと ILOM の相互接続が構成されます。
    • 「Configure manually」オプションを選択する場合は、「IP Address」、「Netmask」、「Host IP Address」の各情報を入力する必要があります。

    注 -  自動構成が推奨されます。手動構成は上級者向けです。
  10. 次の画面のような情報を含む「Pre-Installation Summary」画面が表示されます。
    image:「Pre-Installation Summary」画面

    「Pre-Installation Summary」の情報が正しいことを確認します。

    • 変更するインストール項目がある場合は、該当する画面に戻るまで「Previous」ボタンをクリックします。
    • 情報が正しい場合は、「Install」をクリックします。

      インストールが完了すると、「Install Complete」画面が表示されます。


      image:「Install Complete」画面
  11. 「Done」をクリックしてインストールを完了します。
  12. (オプション) Oracle Hardware Management Pack が正しくインストールされていることを確認するには、コマンドを実行します。たとえば、root として次の CLI コマンドを入力します。

    # ilomconfig --version

    正しくインストールされている場合は、Oracle Hardware Management Pack にバージョン情報が表示されます。

関連項目