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Oracle® Hardware Management Pack インストールガイド

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更新: 2016 年 2 月
 
 

ホストと ILOM の相互接続用の ILOM の構成

サービスプロセッサ (SP) でホストと ILOM の相互接続を確認して、「hostmanaged」を true に設定します (これがデフォルトです)。

  1. 次のコマンドを入力して、Oracle ILOM コマンド行インタフェースにログインします。

    ssh root@sp_ip_address

    ここで、sp_ip_address はサーバーの SP の IP アドレスを表します。

  2. 次のコマンドを入力して、相互接続のステータスを確認します。

    show /SP/network/interconnect

    次のような出力が表示されます。

    -> show
    
     /SP/network/interconnect
        Targets:
    
        Properties:
            hostmanaged = true
            type = USB Ethernet
            ipaddress = 169.254.182.76
            ipnetmask = 255.255.255.0
            spmacaddress = 02:21:28:57:47:16
            hostmacaddress = 02:21:28:57:47:17
    
        Commands:
            cd
            set
            show
    
    ->
  3. 相互接続が「hostmanaged = true」に設定されていない場合、Oracle ILOM set コマンドを使用してリセットします。次のコマンドを入力します。

    cd /SP/network/interconnect

    set hostmanaged=true

  4. 完了したらログアウトします。

関連項目

詳細は、http://www.oracle.com/goto/ILOM/docs にある Oracle Integrated Lights Out Manager ドキュメントコレクションを参照してください。

ホストと ILOM の相互接続を介したプラットフォームサーバーサポートと ILOM アクセス

ホストと ILOM の相互接続をサポートする Oracle サーバーは、内蔵 LAN-over-USB デバイスがインストールされた状態で提供されます。

ホストと ILOM の相互接続は、Oracle ILOM SP 接続ポイントおよびホスト OS 接続ポイントと呼ばれる 2 つのネットワーク接続ポイントを提供します。ホストと ILOM の相互接続が機能するためには、ルーティングの宛先とならない IPv4 アドレスがそれぞれに必要です。ルーティングの宛先とならない IPv4 アドレスは、外部のインターネットユーザーがシステムに移動するのを防ぐセキュリティー保護されたプライベートアドレスと考えられています。


注 - デフォルトで、Oracle は各接続ポイント (Oracle ILOM SP およびホスト OS) にルーティングの宛先とならない IPv4 アドレスを提供します。Oracle では、提供されたルーティングの宛先とならない IPv4 アドレスがネットワーク環境で競合しないかぎり、これらのアドレスを変更しないことを推奨します。

ホストと ILOM の相互接続の構成オプション

ホストと ILOM の相互接続を自動的に構成するか、手動で構成するかを選択できます。これら両方の構成オプションについての詳細を次に示します。

  • 自動構成 (推奨)

    Oracle HMP 2.1 (以降) でホストと ILOM の相互接続の接続ポイントを自動的に構成するには、Oracle ILOM のローカル相互接続の設定が「Host Managed」状態である必要があります。ホストと ILOM の相互接続の接続ポイントを自動的に構成するには、次の作業を行う必要があります。

    1. Oracle HMP をインストールする前に、ローカルホスト相互接続用に Oracle ILOM で提供されるデフォルト設定を受け入れます。

    2. Oracle HMP 2.1 以降をサーバーにインストールし、ホストと ILOM の相互接続用に提供されるインストールのデフォルト設定を受け入れます。

  • 手動構成 (上級ユーザーのみ)

    ホストと ILOM の相互接続の自動的な構成を希望しない場合は、Oracle ILOM SP およびホスト OS で接続ポイントを手動で構成できます。ホストと ILOM の相互接続の接続ポイントを手動で構成するには、次の作業を行う必要があります。

    • OS が Ethernet ドライバを必要とする内蔵 LAN-over-USB デバイスを認識することを確認します。ドライバのインストール手順については、ホストと ILOM の相互接続ドライバのインストールを参照してください。

    • 接続ポイントの IPv4 アドレスを手動で構成する必要があります。これを行うには、次の 2 とおりの方法があります。

      • itpconfig ツールまたは ilomconfig ツールを使用して、Oracle ILOM SP およびホスト OS でホストと ILOM の相互接続の接続ポイントを構成します。

      • Oracle ILOM インタフェースを使用して、Oracle ILOM SP の接続ポイントを構成し、別途ホスト側の接続ポイントを構成します。

        詳細は、http://www.oracle.com/goto/ILOM/docs にある Oracle Integrated Lights Out Manager ドキュメントコレクションを参照してください。