Oracle® Solaris 11.2 でのシステム情報、プロセス、およびパフォーマンスの管理

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更新: 2014 年 9 月
 
 

プロセスのクラスを変更する方法 (priocntl)

  1. (オプション) root 役割になります。

    注 -  プロセスをリアルタイムプロセスに変更したり、リアルタイムプロセスから変更したりするには、ユーザーはroot役割になるか、リアルタイムシェル内で作業中でなければなりません。root 役割でユーザープロセスをリアルタイムクラスに変更すると、そのユーザーは priocntl -s コマンドを使用して、リアルタイムのスケジューリングパラメータを変更できなくなります。

    Oracle Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。


  2. プロセスのクラスを変更する
    # priocntl -s -c class -i ID type ID list
    –s

    ユーザー優先順位の範囲について上限を設定し、現在の優先順位を変更する

    –c class

    クラス TS (タイムシェアリング) または RT (リアルタイム) を指定して、プロセスのクラスを変更する

    –i ID type ID list

    ID typeID list の組み合わせを使用してプロセスを識別する。ID タイプではプロセス ID やユーザー ID など、ID のタイプを指定する。ID リストではプロセス ID またはユーザー ID のリストを識別する。

  3. プロセスステータスを確認します。
    # ps -ecl | grep ID list
使用例 2-6  プロセスのクラスを変更する (priocntl)

次の例では、ユーザー 15249 が所有するすべてのプロセスをリアルタイムプロセスに変更します。

# priocntl -s -c RT -i uid 15249
# ps -ecl | grep 15249