Oracle® Solaris 11.2 でのシステム情報、プロセス、およびパフォーマンスの管理

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更新: 2014 年 9 月
 
 

システムタスクを自動的に実行する方法

多数のシステムタスクを自動的に実行するよう設定できます。これらのタスクの中には、定期的な実行が必要になるタスクがあります。また、夜間や週末などの就業時間外に 1 回だけ実行するタスクもあります。

このセクションでは、ルーチンタスクをスケジュールして、自動的に実行できる crontabat の 2 つのコマンドについて概説します。crontab コマンドは、繰り返し実行するコマンドをスケジュールします。at コマンドは、1 回だけ実行するタスクをスケジュールします。

次の表は、crontab コマンドと at コマンド、およびこれらのコマンドの使用を制御できるファイルをまとめたものです。

表 4-1  コマンドのサマリー: システムタスクのスケジューリング
コマンド
スケジューリングの対象
ファイルの格納場所
アクセスを制御するファイル
crontab
一定間隔で実行する複数のシステムタスク
/var/spool/cron/crontabs
/etc/cron.d/cron.allow および /etc/cron.d/cron.deny
at
1 つのシステムタスク
/var/spool/cron/atjobs
/etc/cron.d/at.deny