Oracle® Solaris 11.2 でのファイルシステムの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

cpio を使用してファイルシステム間でディレクトリをコピーする

cpio (コピーインとコピーアウト) コマンドを使用して、個々のファイル、ファイルグループ、またはファイルシステム全体をコピーできます。このセクションでは、cpio コマンドを使ってファイルシステム全体をコピーする方法について説明します。

cpio コマンドは、ファイルのリストを 1 つの大型出力ファイルにコピーするアーカイブプログラムです。また、復元しやすいように、個々のファイルの間にヘッダーを挿入します。cpio コマンドを使用すると、ファイルシステム全体を別のスライス、別のシステム、またはテープや USB フロッピーディスクなどのメディアデバイスにコピーできます。

cpio コマンドは、メディアの終わりを認識し、別のボリュームを挿入するように促すプロンプトを表示するので、複数のテープや USB フロッピーディスクが必要なアーカイブを作成するにはもっとも効率のよいコマンドです。

cpio コマンドの使用時には、しばしば lsfind のコマンドを使用してコピーするファイルを選択し、その出力を cpio コマンドにパイプします。