ほとんどのファイルシステムは、システムブート時に SMF サービスにより自動的にマウントされます。
レガシーまたはリモートファイルシステムをマウントしたり、ZFS スワップボリュームを変更したりする場合は、/etc/vfstab ファイルの編集が必要なことがあります。ZFS スワップボリュームの変更については、Chapter 3, 追加スワップ空間の構成を参照してください。
レガシーまたはリモートファイルシステムをマウントするためのエントリを追加するには、次の情報を指定する必要があります。
ファイルシステムが存在するデバイスまたは NFS サーバー
ファイルシステムのマウントポイント
ファイルシステムのタイプ
システムのブート時に、mountall コマンドを使ってファイルシステムを自動的にマウントするかどうか
マウントオプション
次に、ZFS ルートファイルシステムがあるシステムの vfstab の例を示します。さらに、システムは、NFS サーバー neo からリモートファイルシステム /users/data をマウントしています。
# cat /etc/vfstab #device device mount FS fsck mount mount #to mount to fsck point type pass at boot options # fd - /dev/fd fd - no - /proc - /proc proc - no - /dev/zvol/dsk/rpool/swap - - swap - no - /devices - /devices devfs - no - sharefs - /etc/dfs/sharetabsharefs - no - ctfs - /system/contract ctfs - no - objfs - /system/object objfs - no - swap - /tmp tmpfs - yes - neo:/users/data - /data nfs - yes -
ZFS ファイルシステムは、ブート時に SMF サービスにより自動的にマウントされます。レガシーのマウント機能を使用し、vfstab に従って ZFS ファイルシステムをマウントできます。
/etc/vfstab の各フィールドの説明、およびこのファイルの編集方法と使用方法については、/etc/vfstab ファイルにエントリを追加する方法を参照してください。