Oracle® Solaris 11.2 でのファイルシステムの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

x86: ハードディスクから PCFS (DOS) ファイルシステムをマウントする方法 (mount コマンド)

次の手順で、PCFS (DOS) ファイルシステムをハードディスクからマウントします。

  1. 管理者になります。

    詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。

  2. 必要に応じて、マウントするファイルシステムのマウントポイントを作成します。
    # mkdir /mount-point

    ファイルシステムをマウントするには、ローカルシステム上にマウントポイントを作成する必要があります。「マウントポイント」とは、マウントされるファイルシステムが接続されるディレクトリのことです。

  3. PCFS ファイルシステムをマウントします。
    # mount -F pcfs [-o rw | ro] /dev/dsk/device-name:logical-drive /mount-point
    –o rw | ro

    PCFS ファイルシステムを読み取り / 書き込み (rw) または読み取り専用 (ro) にマウントできることを指定します。このオプションを指定しない場合のデフォルトは rw です。

    /dev/dsk/device-name

    ディスク全体のデバイス名を指定します (/dev/dsk/c0t0d0p0 など)。

    logical-drive

    DOS の論理ドライブ名 (c から z) またはドライブ番号 (1 から 24) を指定します。ドライブ c はドライブ 1 に相当し、ディスク上のプライマリ DOS スライスを表します。ほかのすべてのドライブ名やドライブ番号は、拡張 DOS スライス内の DOS 論理ドライブを表します。

    /mount-point

    ファイルシステムをマウントするディレクトリを指定します。

    「device-name」と「logical-drive」は、コロンで区切る必要があります。

使用例 2-11  x86: ハードディスクから PCFS (DOS) ファイルシステムをマウントする (mount コマンド)

次の例は、プライマリ DOS スライス内の論理ドライブを /pcfs/c ディレクトリにマウントする方法を示しています。

# mount -F pcfs /dev/dsk/c0t0d0p0:c /pcfs/c

次の例では、/mnt ディレクトリの拡張 DOS スライスに含まれる最初の論理ドライブを読み取り専用でマウントする方法を示します。

# mount -F pcfs -o ro /dev/dsk/c0t0d0p0:2 /mnt