Solaris I/O マルチパス化には、次の主要な機能があります。
動的ストレージ発見 – このソフトウェアは、デバイスとデバイス構成に対して実行された任意の変更を自動的に認識します。この機能により、リブートしたり構成ファイルの情報を手動で変更したりすることなく、デバイスがシステムから使用可能になります。
持続的なデバイスネーミング - ソフトウェア内部で構成されたデバイスは、リブートや再構成を経過してもデバイスネーミングを維持します。この方針の唯一の例外が /dev/rmt にあるテープデバイスで、これらは除去されるまで変更されず、後日再生成されます。
ファイバチャネル調停ループ (FCAL) サポート – サーバー上で使用される OpenBoot PROM (OBP) コマンドは、FC ループをスキャンするに FCAL 接続されたストレージにアクセスできます。
ファブリックブート – Solaris OS は、ファブリックデバイスとファブリック以外のファイバチャネルデバイスからのブートをサポートします。ファイバチャネルスイッチによるファブリックトポロジは、高い速度、多くの接続、およびポートの遮断を実現します。
FC-HBA ライブラリ – Storage Networking Industry Association ファイバチャネルホストバスアダプタ (SNIA FC-HBA) ライブラリとして以前知られていたものは、現在では FC-HBA ライブラリと呼ばれています。FC-HBA ライブラリのアプリケーションプログラミングインタフェース (API) は、FC HBA の管理を可能にし、FC HBA の情報を収集するために使用できるほかのアプリケーション (Oracle の StorEdge Enterprise Storage Manager など) 向けの標準ベースのインタフェースを提供します。
一般的な FC-HBA API についての詳細は、libhbaapi(3LIB) を参照してください。FC 仕様の追加情報については、次の場所に移動してください: http://www.t11.org。
ファイバチャネルの仮想化 - N ポート ID 仮想化 (NPIV) はファイバチャネル規格の拡張で、1 つのファイバチャネルポートによって SAN 上の多数のポートのシミュレーションを行うことができます。これは Oracle VM Server for SPARC や Oracle VM Server 3.0 for x86 ベースのシステムなどの仮想化環境で役立ちます。
FCoE (Fibre Channel over Ethernet) – カプセル化されたファイバチャネルフレームを拡張された Ethernet 上で転送する新しい T11 規格が使用できます。Solaris FCoE は、通常の Ethernet コントローラと一緒に動作するように設計されたソフトウェア実装です。