Oracle® Solaris 11.2 での SAN デバイスとマルチパス化の管理

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更新: 2014 年 12 月
 
 

発見されたターゲットデバイスを削除する方法

次のいずれかの操作を実行すると、関連するターゲットがログアウトされます。

  • 発見アドレスを削除する

  • iSNS サーバーを削除する

  • 静的構成を削除する

  • 発見方式を無効にする

たとえば、これらの関連付けられたターゲットが引き続き使用され、ファイルシステムがマウントされている場合は、これらのデバイスのログアウトが失敗し、アクティブターゲットリスト上に残ります。

このオプションの手順では、ユーザーが現在ログインしているローカルシステム上で、ターゲットデバイスへのアクセスがすでに構成されているものとします。

  1. 管理者になります。
  2. (オプション) 次のいずれかを使って iSCSI ターゲット発見方式を無効にします。
    • SendTargets 発見方式を無効にする必要がある場合は、次のコマンドを使用します。

      initiator# iscsiadm modify discovery --sendtargets disable
    • iSNS 発見方式を無効にする必要がある場合は、次のコマンドを使用します。

      initiator# iscsiadm modify discovery --iSNS disable
    • 静的ターゲット発見方式を無効にする必要がある場合は、次のコマンドを使用します。

      initiator# iscsiadm modify discovery --static disable
  3. 次のいずれかを使って iSCSI デバイス発見エントリを削除します。
    • iSCSI SendTargets 発見エントリを削除します。

      例:

      initiator# iscsiadm remove discovery-address 1.2.3.4:3260
    • iSCSI iSNS 発見エントリを削除します。

      例:

      # iscsiadm remove isns-server 1.2.3.4:3205
    • 静的 iSCSI 発見エントリを削除します。

      例:

      initiator# iscsiadm remove static-config eui.5000ABCD78945E2B,1.2.3.4

    注 -  使用中の論理ユニット (LU) が関連付けられた発見エントリを無効化または削除しようとすると、次のメッセージが表示され、無効化または削除操作が失敗します。
    logical unit in use

    このエラーが発生した場合は、LU 上の関連付けられたすべての入出力を停止し、ファイルシステムのマウント解除を行います。そのあとで無効化または削除の操作を再び実行します。