iSCSI イニシエータおよび iSCSI ターゲットデバイスのどちらでもパラメータは変更可能です。ただし、iSCSI イニシエータ上で変更可能なパラメータは、次のものだけです。
iSCSI イニシエータのノード名 – イニシエータのノード名を別の名前に変更できます。イニシエータのノード名を変更した場合は、名前を変更したときの iSNS サーバー上の発見ドメインインストールの構成に応じて、iSNS によって発見されたターゲットがイニシエータのターゲットリストから削除されることがあります。詳細は、iSCSI イニシエータと iSCSI ターゲットのパラメータを変更する方法を参照してください。
ヘッダーダイジェスト – NONE、デフォルト値、または CRC32。
データダイジェスト – NONE、デフォルト値、または CRC32。
認証と CHAP 秘密鍵 - 認証の設定方法の詳細は、iSCSI イニシエータの CHAP 認証を構成する方法を参照してください。
構成済みセッション – 複数セッションの構成方法については、ターゲットの複数の iSCSI セッションを有効にする方法を参照してください。
iSCSI ドライバは、iSCSI イニシエータと iSCSI ターゲットデバイスのパラメータのデフォルト値を提供します。iSCSI イニシエータのパラメータを変更すると、iSCSI ターゲットデバイスにすでに別の値が設定されている場合以外、その変更後のパラメータが iSCSI ターゲットデバイスに継承されます。
注意 - 変更対象のパラメータがターゲットソフトウェアによってサポートされていることを確認してください。サポートされていない場合、iSCSI ターゲットデバイスにログインできない可能性があります。サポートされているパラメータの一覧については、使用するアレイのドキュメントを参照してください。 |
iSCSI パラメータを変更できるのは、イニシエータとターゲット間の I/O が完了したあとだけです。iscsiadm modify コマンドを使って変更が実行されると、iSCSI ドライバはセッションを接続し直します。