Oracle® Solaris 11.2 での SAN デバイスとマルチパス化の管理

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更新: 2014 年 12 月
 
 

iSCSI 関連の用語

iSCSI ターゲットおよびイニシエータを構成する前に、次の用語を確認してください。

用語
説明
発見
利用可能なターゲットの一覧をイニシエータに提供するプロセス。
発見方式
iSCSI ターゲットを発見するための方法。現時点では次の 3 つの方法を使用できます。
  • Internet Storage Name Service (iSNS) - 1 つ以上の iSNS サーバーと対話することで可能性のあるターゲットを発見します。

  • SendTargets – discovery-address を使用することによって、可能性のあるターゲットが発見されます。

  • 静的 – 静的なターゲットアドレスが構成されます。

イニシエータ
iSCSI ターゲットに対する SCSI 要求を発行するドライバ。
イニシエータグループ
イニシエータのセット。イニシエータグループが LU と関連付けられている場合、そのグループのイニシエータだけが LU にアクセスできます。
iqn または eui アドレス形式
iqn (iSCSI 修飾名) アドレスは、iSCSI ネットワーク内のデバイスの一意の識別子で、書式は iqn.date.authority:uniqueid です。iSCSI イニシエータまたはターゲットは、その初期化時に IQN 名が自動的に割り当てられます。
eui (拡張一意識別子) アドレスは、16 桁の 16 進数で構成され、SCSI と InfiniBand の両方の標準で使用される GUID のクラスを識別します。SRP デバイスでは、eui アドレス形式を使用します。
論理ユニット (LU)
ストレージシステム内の一意の番号が付けられたコンポーネント。LU が 1 つ以上の SCSI ターゲットと関連付けられているときは、1 つ以上の SCSI イニシエータを使用してターゲットにアクセスできます。論理ユニットは論理ユニット番号 (LUN) で識別されます。
ターゲットデバイス
iSCSI ストレージコンポーネント。
ターゲットグループ
ターゲットのセット。1 つのターゲットグループ内のすべてのターゲットに対して LU を使用可能にできます。
ターゲットポータルグループ
特定の iSCSI ターゲットが待機するインタフェースを決定する IP アドレスのリスト。TPG には、IP アドレスと TCP ポート番号が含まれます。