プローブベースの障害検出は、テストアドレスを使用しない推移的な方法を使用して、またはテストアドレスを構成することによって操作できます。
また、NIC ドライバによってサポートされている場合は、リンクベースの障害検出も常に自動的に有効になります。NIC ドライバによってリンクベースの障害検出がサポートされている場合、この手法を無効にすることはできません。ただし、実装するプローブベースの障害検出のタイプは選択可能です。
プローブベースの検出手法を選択する前に、プローブベースの障害検出のターゲットを選択するための要件に示された要件をプローブターゲットが満たしていることを確認してください。
推移的プローブのみを使用するには、次の手順を実行します。
SMF コマンドを使用して IPMP プロパティー transitive-probing を有効にします。
# svccfg -s svc:/network/ipmp setprop config/transitive-probing=true # svcadm refresh svc:/network/ipmp:default
このプロパティーの設定方法の詳細については、in.mpathd(1M) のマニュアルページを参照してください。
IPMP グループ用に構成された既存の検査用アドレスをすべて削除します。
# ipadm delete-addr address addrobj
ここで、addrobj は検査用アドレスをホストしているベースとなるインタフェースを表す必要があります。
検査用アドレスを使用して障害をプローブする場合は、次の手順を実行します。
IPMP グループのベースとなるインタフェースに検査用アドレスを割り当てます。
# ipadm create-addr -a address under-interface
ここで、address は CIDR 表記にすることができ、under-interface は IPMP グループのベースとなるインタフェースです。