netcat (nc) ユーティリティーを使用すると、TCP および UDP の管理に関するさまざまなタスクを実行できます。このコマンドは、IPv4 と IPv6 の両方のネットワークで使用できます。
netcat ユーティリティーを使用して次のタスクを実行できます。
TCP 接続を開く
UDP パケットを送信する
任意の TCP および UDP ポートを待機する
ポートスキャンを実行する
telnet コマンドでは各エラーメッセージが個別に標準出力に書き出されますが、nc スクリプトによって生成されたエラーメッセージは 1 つの標準エラー出力にまとめられます (このほうが効率的です)。
netcat ユーティリティーでは新しい –M オプションがサポートされており、ソケットごとに Service Level Agreement (SLA) プロパティーを指定できます。適切なプロパティーを –M オプションとともに指定すると、そのソケットの MAC フローが作成されます。–M オプションは、たとえば、次のように使用します。
% nc -M maxbw=50M host.example.com 7777 % nc -l -M priority=high,inherit=on 2222
上の例に示したとおり、–M オプションを使用すると、name=value のペアをコンマで区切ったリストとして SLA プロパティーを指定できます。
一部のインストール方法では、netcat ソフトウェアパッケージがデフォルトではインストールされません。このパッケージがシステムにインストールされているかどうかは、次のようにして確認します。
% pkg list network/netcat
パッケージがインストールされていない場合は、次のようにしてインストールします。
% pfexec pkg install pkg:/network/netcat
詳細は、netcat(1)のマニュアルページを参照してください。