IPv4 ルーティングデーモン routed が誤動作している疑いがある場合は、このデーモンのアクティビティーをトレースするログを開始します。routed デーモンを起動すると、このログにすべてのパケット転送が記録されます。
次のように、ルーティングデーモンのアクションをトレースするログファイルを作成します。
# /usr/sbin/in.routed /var/log-file-name
![]() | 注意 - ビジー状態のネットワークでは、このコマンドによりほとんど絶え間なく出力が生じることがあります。 |
次の例に、IPv4 ルーティングデーモンのアクションのロギングの手順を実行したときに作成されたログの先頭部分を示します。
-- 2003/11/18 16:47:00.000000 -- Tracing actions started RCVBUF=61440 Add interface lo0 #1 127.0.0.1 -->127.0.0.1/32 <UP|LOOPBACK|RUNNING|MULTICAST|IPv4> <PASSIVE> Add interface net0 #2 10.10.48.112 -->10.10.48.0/25 <UP|BROADCAST|RUNNING|MULTICAST|IPv4> turn on RIP Add 10.0.0.0 -->10.10.48.112 metric=0 net0 <NET_SYN> Add 10.10.48.85/25 -->10.10.48.112 metric=0 net0 <IF|NOPROP>