TCP ラッパーは、着信サービス要求とサービスデーモンの間で動作することによって、サービスデーモンにセキュリティー対策を追加します。TCP ラッパーは、正常および異常な接続の試みを記録します。さらに、TCP ラッパーはアクセス制御の機能を備えているため、要求の発行元に応じて接続を許可または拒否できます。TCP ラッパーを使用すると、Secure Shell (SSH)、Telnet、ファイル転送プロトコル (FTP) などのデーモンを保護できます。TCP ラッパーおよび sendmail については、sendmail(1M) のマニュアルページを参照してください。