コンバージドネットワークアダプタ (CNA) は、FC HBA (ファイバチャネルホストバスアダプタ) と Ethernet NIC (Ethernet ネットワークインタフェースカード) を組み合わせて、Ethernet および FCoE トラフィックを転送します。CNA は、FCoE トラフィックを FC トラフィックに変換し、接続されている SAN に FC ネットワーク経由で送信します。
第 2 世代の CNA は、一般に SAN の設定に使用されます。CNA を使用する利点は次のとおりです。
CNA をストレージネットワークで使用することでネットワークで使用されるアダプタの数が減り、スイッチポート、ケーブル、および PCI Express スロットの数を減らすのに役立ちます。
CNA は、FCoE プロトコル処理タスクをオフロードできるため、サーバー CPU リソースの消費を減らすのに役立ちます。
CNA は、PCI Express 拡張インタフェースを使用してサーバーに接続します。
CNA は、FC スイッチおよびファイバチャネル管理ユーティリティーで、FC ネットワークを介して使用できます。
CNA は、Ethernet トラフィックおよび FCoE トラフィックを伝送または転送できます。
CNA は、FCoE および FC SAN をすぐに使用できない場合に、スタンドアロン 10 GE NIC として使用できます。
CNA ベース FCoE ポートのハードウェア設置および構成を実行する方法の詳細は、次のガイドを参照してください。
QLogic の場合は、Sun Storage 16 Gb Fibre Channel PCIe Universal Host Bus Adapter, Qlogic を参照してください。
Emulex の場合は、Sun Storage 16 Gb Fibre Channel PCIe Universal Host Bus Adapter, Emulex を参照してください。
Oracle Solaris でサポートされている各種カードの詳細は、Oracle Storage Networking: Host Bus Adapters and Converged Network Adapters を参照してください。