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Oracle® Solaris 11.3 カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

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更新: 2016 年 11 月
 
 

タイマー

このセクションでは、タイマーの動作を決定するパラメータについて説明します。

hires_tick

説明

このパラメータを設定すると、Oracle Solaris OS はシステムクロックレートとして、デフォルト値の 100 ではなく 1000 を使用します。

データ型

符号付き整数

デフォルト

0

範囲

0 (無効)、1 (有効)

動的か

いいえ。新しいシステムタイミング変数はブート時に設定されます。ブート後は、このパラメータは参照されません。

検証

なし

どのような場合に変更するか

10 ミリ秒未満、1 ミリ秒以上の分解能を持つタイムアウトが必要な場合

コミットレベル

変更の可能性あり

timer_max

説明

使用できるPOSIX タイマーの数を指定します。

データ型

符号付き整数

デフォルト

1000

範囲

0 から MAXINT

動的か

いいえ。値を増やすと、システムクラッシュを起こす可能性があります。

検証

なし

どのような場合に変更するか

システムのデフォルトのタイマー数では不十分な場合。アプリケーションは timer_create システムコールの実行時に、EAGAIN エラーを受け取ります。

コミットレベル

変更の可能性あり