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Oracle® Solaris 11.3 カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

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更新: 2016 年 11 月
 
 

NFS 関連の SMF 構成パラメータ

Oracle Solaris 11.2 では、network/nfs/server サービスに nfs-props プロパティーグループが含まれており、これにより、NFS 認証キャッシュのリフレッシュの制御および mountd netgroup キャッシュの制御を行う構成可能なパラメータを提供しています。

これらのプロパティーの取得と設定には、sharectl コマンドを使用します。

# sharectl get -p server_authz_cache_refresh nfs
server_authz_cache_refresh=600
$ sharectl set -p server_authz_cache_refresh=1 nfs

SMF コマンドを使用してこれらのプロパティーを取得および設定することもできますが、network/nfs/server サービスをリフレッシュする必要があります。

# svccfg -s nfs/server:default setprop nfs-props/server_authz_cache_refresh=1
# svcprop -p nfs-props/server_authz_cache_refresh svc:/network/nfs/server:default
1
# svcadm restart nfs/server:default

server_authz_cache_refresh

このパラメータは、NFS 認証キャッシュのリフレッシュを制御します。この整数プロパティーのデフォルト値は 600、最小値は 0、最大値は INT32_MAX です。ゼロ (0) は、期限がないことを意味します。

netgroup_refresh

このパラメータは mountd ネットグループキャッシュを制御します。この整数プロパティーのデフォルト値は 600、最小値は 0、最大値は INT32_MAX です。ゼロ (0) は、期限がないことを意味します。