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Oracle® Solaris 11.3 カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

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更新: 2016 年 11 月
 
 

UDP チューニング可能パラメータ

このセクションでは、UDP プロトコルに固有のパラメータについて説明します。

説明

UDP ソケットのデフォルトの送信バッファーサイズを指定します。詳細は、を参照してください。

デフォルト

57,344 バイト

範囲

1,024 から の現在の値

動的か

はい

どのような場合に変更するか

アプリケーションは、setsockopt() SO_SNDBUF を使用して、個々のソケットのサイズを変更できます。一般には、デフォルト値を変更する必要はありません。

コミットレベル

安定

説明

UDP ソケットのデフォルトの受信バッファーサイズを指定します。詳細は、を参照してください。

デフォルト

57,344 バイト

範囲

128 から の現在の値

動的か

はい

どのような場合に変更するか

アプリケーションが setsockopt(3XNET) SO_RCVBUF を使用して個々のソケットのサイズを変更できることに注意してください。一般には、デフォルト値を変更する必要はありません。

コミットレベル

安定

説明

UDP ソケットの送信および受信バッファーサイズの最大値を指定します。これは、アプリケーションが getsockopt() を使用して設定する送信バッファーおよび受信バッファーの最大値を制御します。

デフォルト

2,097,152

範囲

65,536 から 1,073,741,824

動的か

はい

どのような場合に変更するか

高速ネットワーク環境で接続を確立する場合は、ネットワークリンク速度に合わせて、このパラメータの値を大きくします。

コミットレベル

安定

説明

このパラメータは、UDP が一時的なポートとして選択できる最小ポート番号を制御します。アプリケーションでは、指定されたプロトコルを使って接続を作成する際に、ポート番号を指定しないで一時的なポートを使用することができます。一時的なポートは、特定のアプリケーションに関連付けられていません。接続が閉じられると、ポート番号を別のアプリケーションで再利用できます。

ユニット

ポート番号

デフォルト

32,768

範囲

1,024 から 65,535

動的か

はい

どのような場合に変更するか

より広範囲の一時的なポートが必要な場合。

コミットレベル

安定

説明

このパラメータは、UDP が一時的なポートとして選択できる最大ポート番号を制御します。アプリケーションでは、指定されたプロトコルを使って接続を作成する際に、ポート番号を指定しないで一時的なポートを使用することができます。一時的なポートは、特定のアプリケーションに関連付けられていません。接続が閉じられると、ポート番号を別のアプリケーションで再利用できます。

ユニット

ポート番号

デフォルト

65,535

範囲

32,768 から 65,535

動的か

はい

どのような場合に変更するか

より広範囲の一時的なポートが必要な場合。

コミットレベル

安定