このセクションには、Oracle ZFSSA を設定するための詳細な手順は含まれていません。構成手順を含むアプライアンスの詳細は、次のソースを参照してください。
Oracle Help Center ストレージのドキュメントページにある Oracle ZFSSA 製品ドキュメント
Oracle ZFS Storage Appliance を OpenStack Cinder のストレージバックエンドとして使用する。このホワイトペーパーでは、クラウド内で使用するためにストレージアプライアンスを設定する方法について詳細に説明しています。
OpenStack を Oracle ZFSSA とともに設定する手順の前に、データストレージトラフィックをホストするサブネットをすでに作成していることを確認してください。この章のシナリオでは、この開始点のための基盤として図 2を使用しますが、少し違いがあります。ここでは、ストレージデータトラフィックは 2 つのサブネットにホストされ、そのトラフィックのインタフェースとして net2 と net3 を使用します。この 2 つのサブネットにより、データストレージサービスの効率的なパフォーマンスと可用性が保証されます。
Oracle ZFSSA は、ネットワーク経由で SCSI コマンドを交換するために iSCSI を使用します。iSCSI ノード間の通信を設定するには、次の情報が入手されている必要があります。
SCSI ノードの DNS 名または IP アドレス。SCSI ノードは、イニシエータノードとターゲットノードの両方で構成されます。
ターゲットノード上の TCP iSCSI インターネットポート。デフォルトでは、このポート番号は 3260 です。
イニシエータノードとターゲットノードの両方の iSCSI 修飾名 (IQN)。
チャレンジハンドシェーク認証プロトコル (CHAP 認証) を使用したオプションの認証情報
この準備手順に関連する iSCSI 情報を取得するには、Oracle Solaris iscsiadm コマンドを使用します。
このドキュメントでは、アプライアンスを構成する手順については説明していません。運用で使用するためにアプライアンスを準備する手順については、Oracle のストレージのドキュメントにある該当するリリースドキュメントを参照してください。
OpenStack ZFSSA Cinder ドライバは、アプライアンス上に関連する LUN を作成し、これらの LUN の適切なプロパティーを設定し、さらにボリュームが使用されている OpenStack コンピュートノードやゲストインスタンスへの LUN の可視性を管理することによってボリュームを作成および管理します。
Oracle ZFSSA を設定したら、ZFSSA iSCSI Cinder ドライバを構成できます。