統合アーカイブファイルを使用してカーネルゾーンにインストールする方法

始める前に

次のことを確認してください。

• カーネルゾーンをホストするターゲットシステムが仮想化の要件を満たしていること。

  インストール要件は、Planning for an OpenStack Configurationで説明されています。

• OpenStack 統合アーカイブファイルがシステムにダウンロードされていること。イメージファイルをダウンロードする方法を参照してください。

1. カーネルゾーンを作成します。

   # zonecfg -z kzone-name create -t SYSsolaris-kz

   この手順では、SYSsolaris-kz と呼ばれる Oracle Solaris テンプレートに基づいてカーネルゾーンを作成します。

2. カーネルゾーンを構成します。

   構成可能なリソースの詳細は、zonecfg(1M) のマニュアルページを参照してください。

   次の例では、8 個の仮想 CPU と最大 12G バイトの物理メモリーを使用してゾーンを構成しています。

   # zonecfg -z kzone-name
   zonecfg:OpenStackKZ> select virtual-cpu
   zonecfg:OpenStackKZ:virtual-cpu> set ncpus=8
   zonecfg:OpenStackKZ:virtual-cpu> end
   zonecfg:OpenStackKZ> select capped-memory
   zonecfg:OpenStackKZ:capped-memory> set physical=12g
   zonecfg:OpenStackKZ:capped-memory> end
   zonecfg:OpenStackKZ> verify
   zonecfg:OpenStackKZ> exit

3. (オプション) 構成を確認します。

   # zonecfg -z kzone-name info

4. カーネルゾーンをインストールします。

   次の例では、VM インスタンス用のボリュームを作成するための十分な容量を確保するために、カーネルゾーンには 50G バイトのディスク容量が使用されます。

   # zoneadm -z kzone-name install -a archive-path -x install-size=50g

   ここで、archive-path は、OpenStack 統合アーカイブの場所のフルパス名です。

5. ゾーンをブートします。

   # zoneadm -z kzone-name boot

6. ゾーンコンソールにログインして構成を完了します。

   # zlogin -C kzone-name

   システムを構成するための SCI ツールが表示されます。SCI ツールが表示されない場合は、Enter キーまたは Ctrl+L を押して画面表示を更新します。

7. Horizon ダッシュボードにログインします。

   OpenStack ダッシュボードの使用を参照してください。