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Oracle® ZFS Storage Appliance 顧客サービスマニュアル

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更新: 2016 年 12 月
 
 

フェイルセーフロールバック

管理者はその他のブートメニューエントリ (存在する場合) のいずれかを選択して、シリアルコンソールからシステムソフトウェアのフェイルセーフロールバックを実行できます。ロールバックは BUI または CLI からでもリクエストできますが、新規システムソフトウェアが完全に失敗したシナリオ (ブートの失敗など) では、ロールバックが必要になる可能性があるため、ロールバックはブートメニューから提供されます。

  1. コンソールからロールバックするには、通常どおりにシリアルコンソールにアクセスし、ブート中 (10 秒のタイムアウトまで) に、矢印キーを使用してメニュー選択を以前のエントリのいずれかに移動します。
       GNU GRUB  version 0.97  (639K lower / 2620352K upper memory)
    +-------------------------------------------------------------------------+
    | Sun ZFS Storage 7120 2013.06.05.0.0,1-1.6                               |  
    | Sun ZFS Storage 7120 2011.04.24.4.2,1-1.28                              |
    |                                                                         |  
    +-------------------------------------------------------------------------+
         Use the ^ and v keys to select which entry is highlighted.
         Press enter to boot the selected OS, 'e' to edit the
         commands before booting, or 'c' for a command-line.
    

    ロールバックブートメニューエントリが選択されたら、古いカーネルソフトウェアがブートされますが、ロールバックをコミットするにはコンソールから手動でロールバックを確認する必要があります。これにより、上で説明したように、以降に発生したシステムへの変更がすべて実質的に削除されます。確認手順は次のとおりです。

    SunOS Release 5.11 Version ak/generic@2011.04.24.4.2,1-1.28 64-bit
    Copyright (c) 1983, 2010, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
    
    System rollback in progress.
    Rollback to: ak/nas@2011.04.24.4.2,1-1.28
    
    Proceed with system rollback [y,n,?] 
    
  2. システムロールバックを続行するよう求められたら、次のいずれかを入力します。
    1. ロールバックを続行するには、「y」と入力します。

      システムは、以前のスナップショットを使用してリブートします。

    2. ロールバックを取り消し、ただちにシステムをリブートするには、「n」と入力します。

      このアクションにより、管理者は、現在のソフトウェアバージョンまたは古いスナップショットブートイメージを選択できます。