デフォルトでは、Logical Volume Manager (LVM)は有効になっていないはずです。 しかし、Oracle VM Serverリリース3.4.1では、LVMが正しく無効化されていません。 このため、LVMディスクが誤ってアクティブ化されています。 この設定は、Oracle VM Serverリリース3.4.1からアップグレードしたOracle VM Serverインスタンスにも適用されます。
回避策: Oracle VM Server上のLVMを無効にします。 上位のバージョンにアップグレードする場合は、アップグレード前に次の手順を実行する必要があります。
Oracle VM Serverリリース3.4.1に対するsshセッションを開始します。
/etc/lvm/lvm.conf
を編集のために開きます。ファイルの
global {
セクションを探して、次に示すようにglobal_filter = [ "r/.*/" ]
設定オプションをコメントアウトします。# For OVS, don't even open any device # global_filter = [ "r/.*/" ]
ファイルの
devices {
セクションを探します。global_filter = []
設定をコメント解除し、次のように更新します。# Since "filter" is often overridden from command line, it is not suitable # for system-wide device filtering (udev rules, lvmetad). To hide devices # from LVM-specific udev processing and/or from lvmetad, you need to set # global_filter. The syntax is the same as for normal "filter" # above. Devices that fail the global_filter are not even opened by LVM. global_filter = [ "r/.*/" ]
ファイルを保存して閉じます。
LVMディスクがアクティブ化されている場合、手動で非アクティブ化するか、Oracle VM Serverを再起動して更新を有効にします。
LVMディスクがアクティブ化されていない場合、追加の処理は必要ありません。
Oracle Bug#24583291