4.2 Oracle VM 3.4.4の不具合の修正

Oracle VMリリース3.4.4には、以前の3.4.x errataリリースで修正された主な不具合が含まれています。 また、Oracle VMリリース3.4.4には、3.2項Oracle VM Release 3.4.4の新機能で説明されている多数の拡張機能が組み込まれています。

Oracle VMリリース3.4.4で修正された主な不具合は、次のとおりです。

  • Oracle VM Managerのアップグレード前スクリプトがエラー・メッセージ「cannot concatenate 'str' and 'javainstance' objects」で失敗する問題を修正しました。(25896467)

  • Microsoft Windowsゲスト仮想マシンが移行できない問題を修正しました。(25801187)

  • Oracle VM Manager Webインタフェースを使用して複数のVNICを備えた仮想マシンを編集する際に、VNICが間違った順序で表示される問題を修正しました。(25249076)

  • ストレージ・デバイスがビジー状態で、Oracle VM Serverがリポジトリ用のファイル・システムをアンマウントできないことをエラー・メッセージが示す場合、記憶域リポジトリを削除できない問題を修正しました。(26427886)

  • ユーザー・ドメインで領域が使用可能になると、dom0がファイル・システムの領域を再利用できるように問題を修正しました。(25342487)

  • 大容量メモリーを搭載した仮想マシンの起動にかかる時間を短縮しました。(25860374)

  • 再起動時に追加のメモリーが仮想マシンに誤って割り当てられる問題を修正しました。(26396728)

  • ブロック・デバイスを削除すると反応しなくなる動作の問題を修正しました。(25498155)

  • 仮想マシンの移行が無期限でハングする問題を修正しました。(25638583)

  • 移行後に、実行中の仮想マシンにVNICを追加できない問題を修正しました。(25692157)

  • 予期せず停止した後、仮想マシンが再起動しない問題を修正しました。(25729452)

  • VLANを追加または削除する操作が、VLANがすでに存在するかどうかを示すのではなく、エラー・メッセージで終了する問題を修正しました。(25796887)

  • Kdumpサービスの再開時にXenカーネル・パニックが発生する場合の問題を修正しました。(25861742)

  • ブリッジでマルチキャスト・スヌーピングの無効化が持続する問題を修正しました。(25870875)

  • Oracle VM Serverでリポジトリ・エクスポートを作成できない問題を修正しました。(26244801)

  • 許可フレームのデフォルトの最大数と、dom0およびユーザー領域ドメインのPIRQ数を増やす必要がある問題を修正しました。(26338166)