ファイバ・チャネルLUNまたはFiber Channel over Ethernet (FCoE) LUNへのインストール後、Oracle VM Serverに有効なブート・エントリがない場合があります。 結果として、Oracle VM Serverは正常に起動できません。 この問題は、BIOSベースとUEFIベースの両方の環境に影響を及ぼし、ターゲット・サーバー上のホスト・バス・アダプタ(HBA)または他のホスト・コントローラの古くなったファームウェアによるものです。
リリース3.4.3以降、ファイバ・チャネルLUNまたはFCoE LUNのサイズが2TBを超えるシステムへのOracle VM Serverのインストールに関するサポートは、次のテスト済バージョンにのみ適用されます。
サーバー | ホスト・アダプタまたはホスト・コントローラ | 部品番号 | ファームウェアのバージョン | BIOSまたはUEFI |
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Oracle Server X4-4 | Sun StorageTek Dual 8 Gb Fibre Channel PCIe HBA | SG-XPCIE2FC-QF8-Z | 8.05.00 | UEFI |
Oracle Server X5-2 | Sun Storage 16 Gb Fibre Channel PCIe Universal HBA, QLogic | 7101674 | 8.05.00 | UEFI |
Oracle Server X5-4 | Sun Storage 16 Gb Fibre Channel PCIe Universal HBA, Emulex | 7101684 | 11.1.160.6 | BIOSおよびUEFI |
Oracle Server X5-8 | Sun Storage 16 Gb Fibre Channel PCIe Universal HBA, QLogic | 7101674 | 8.05.00 | UEFI |
従来のBIOS SANブートは、ターゲット・サーバー上のQLogic HBAまたは他のホスト・コントローラ用のサイズが2TBを超えるファイバ・チャネルLUNまたはFCoE LUNではサポートされません。
Qlogic HBAまたは他のホスト・コントローラに対するUEFI SANブートはサポートされますが、ターゲット・サーバー上のHBAまたは他のホスト・コントローラのファームウェアの更新が必要になることがあります。
HBAまたは他のホスト・コントローラ(Emulexなど)に対する従来のBIOS SANブートとUEFI SANブートはいずれもサポートされますが、ターゲット・サーバー上のHBAまたは他のホスト・コントローラのファームウェアの更新が必要になることがあります。
回避策: ターゲット・サーバー上のホスト・バス・アダプタ(HBA)または他のホスト・コントローラのファームウェアを更新します。
Oracle Bug#25701247